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ドローンによる日常点検で実証実験

2019/10/12 新潟建設新聞

 新潟市東区の新潟浄化センターで8日、ドローンを使った日常点検の実証実験が公開された。

 GPS環境下にない同浄化センター地下の機械汚泥濃縮機をドローンが自律飛行で点検。計装基盤の撮影・計測を行い、データ取得や有効性を確認した。

 24時間、365日稼働する下水処理場では、点検、整備、維持管理が必須となっているが、老朽設備の増加や人口減少による下水道使用料収入の減少などが課題となっている。同浄化センターでも水処理系と汚泥処理系の施設を毎日、目視で点検しており、将来的にドローンを使うことで、点検漏れの回避や時間短縮、日常管理の効率化などの効果が期待される。

 実証実験は国土交通省の持続的な下水道運営に向けた先進的取組の導入および普及に関する検討業務を受託した日水コン・月島機械が実施したもので、ドローン実証は月島機械が担当。同社では新潟浄化センターのほか、神奈川県横須賀市などでも同様の実験を行う予定。

 また日水コンでは、秋田県内で複数の処理場の点検データを一元化し維持管理につなげる取り組みを進めている。


【写真=機器を点検するドローン】

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