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茨城県筑西市

一本杉で設計進む/明野地区義務教育学校整備

2019/10/17 日本工業経済新聞(茨城版)

 筑西市の明野地区義務教育学校整備で、現在は基本・実施設計を㈱一本杉建築設計事務所(筑西市)が進めている。履行期限は2020年12月21日。2カ年で設計をまとめるとともに、順次必要な調査を行う考え。21年度の着工、24年度の開校を目指す。

 明野地区の1中学校と5小学校は義務教育学校のモデル校に位置付けられている。これまで施設分離型の小中一貫教育に取り組んでいたが、より効果的な教育環境を推進するため、施設一体型の整備を計画した。

 明野中の既存施設を活用しつつ、同校の敷地内に大村小、村田小、鳥羽小、上野小、長讃小を統合した校舎などを新築する。

 明野中は倉持1138に立地し、敷地面積は8万1802㎡。

 既存施設は校舎(RC造2階建て、延べ7060㎡)、屋内運動場(RC造2階建て、延べ2162㎡)、武道場(RC造平屋、484㎡)、屋内プール(SRC造平屋、851㎡)、屋外倉庫トイレ(S造平屋、164㎡)、自転車置き場、屋外運動場、テニスコートなど。

 施設計画書によると、新校舎はRC造などの7500㎡程度、新屋内運動場はS造などの1215㎡程度を想定。放課後児童クラブ(A約480㎡)の配置も計画している。概算工事費は約30億円を見込む。

 設計委託者の選定では公募型プロポーザルを実施。全4者が参加し、プレゼンテーション審査などを行い、一本杉建築設計事務所を選定した。契約額は9075万円(税抜き)。

 設計業務では19年度に基本設計、20年度に実施設計をそれぞれまとめる。本体工事は21~23年度にかけて行い、外構工事は23年度から着手する見通しだ。


 【写真=配置図】

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