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事業者栃木県小山市
見出し小山市 区画整理導入を視野、小山駅東口周辺土地利用計画、貨物用地3haに文教・宿泊施設  
掲載 2019年10月17日日本工業経済新聞(栃木版)  
本文

 小山市は、小山駅周辺地区土地利用推進計画を策定した。一帯の63haを対象とし、このうち駅東口のJR貨物用地3haを構想重点検討ゾーンに設定。駅前広場に面する南エリアのA棟には文化施設(市文化センターの移転新築を検討)、駐車場、ビジネスホテルを配置し、市の顔にふさわしい文化交流拠点エリアを形成。北エリアのB~Dの3棟にはマンション、子育て支援施設、駐車場の居住誘導エリアを形成する。事業方式は土地区画整理事業を有力手法の一つに挙げ、JR貨物と協議を進めている。
 市は駅東口周辺の大規模低未利用地の活用を掲げ、2013年度に「駅東口周辺土地利用基本構想」を策定した。3月にまとめた土地利用推進計画ではJR貨物用地への導入機能を整理。「文教・宿泊施設」「住居・生活支援機能」の複合エリアに位置付けた。
 駅前一等地の高度利用や都市機能の更新需要への対応が課題であり、昨年9月に東口に移転した白鴎大学キャンパス(法学部、経営学部)や商業施設の連携や親和性を考慮。中心市街地の活性化、コンパクトシティの実現に向け、開発可能性を探った。
 土地利用コンセプトは「来訪者・居住者が集う広域交流拠点と生活空間の融合」~1都3県からのアクセス利便性を生かした小山の顔づくり~。目指す姿は生活拠点、都市機能が充実した駅前の顔づくりとにぎわいの創出、好循環を生み出すまちづくり。
 JR貨物用地を幅広い層の市民と広域からの来街者が集う交流拠点とし、ここを核に駅周辺地区全体の活性化を図る。駅中央自由通路「さくら道」を軸に、駅東西の歩行者ネットワークを形成。基盤整備に合わせ、ペデストリアンデッキ整備を検討する。
 A棟の文化施設は駅直近に配置。駐車場は文化施設利用者用。ビジネスホテルは南エリア西側に整備する。B棟はマンションと駐車場。C棟はマンション、駐車場、子育て支援施設が入る。縦長で幅が狭い土地形状のD棟は、北エリア西に立体駐車場を建設する。
 市文化センターは中央公民館との複合施設。市公共施設等マネジメント推進計画の中で、現在地(中央町1-1-1)での耐震補強と民間活力導入(PFI)による建て替えの両面から検討。規模の適正化や他施設との複合化方針が打ち出されている。
 現施設は市役所本庁舎南東側に位置し、東側は国道4号、西側は1級河川思川に接する。築40年以上が経過、震度6強以上の大規模地震に対する安全性の評価基準は下から2番目のⅡ類。規模はRC造地下1階地上4階建て延べ床面積9759平方m。
 今年度の文化センター整備基本構想策定は、八千代エンジニアリング関東センター(さいたま市)が担当する。履行期限は来年2月28日まで。計画の具体性、理由の的確性、今後の実現性が配点30点中25・2点の高評価を得た。
 現状の課題を踏まえ、今後の施設の在り方や整備の方向性、耐震化やJR貨物用地も含めた建て替えの方向性、整備に向けた課題を整理。新文化センターの機能や規模、場所の選定、施設構成の検討、概算事業費算定や民間事業者の意向調査を実施する。
 貨物用地内には、JR貨物とJR東日本が所有する各種地下ケーブルが埋設されている。ケーブル移設の合意は得られており、両社は今年度中に市立ち会いの下で物件調査を予定。現地調査終了後、JRが物件移転概略設計、物件移転実施設計に移行する計画。

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