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建コン北陸支部が新潟工高校で出前授業

2019/10/30 新潟建設新聞

 建設コンサルタンツ協会北陸支部は25日、担い手確保・育成の一環で新潟工業高校生土木科の2年生を対象に道路設計の出前授業を開いた。

 同校では、道路設計演習として平面図や縦断図、横断図などの図面作成を授業の中で行っている。午前中は同校で道路事業・設計の流れや基礎知識のほか、BIM/CIMなど最新の動向を解説。午後からは、新潟国道事務所の協力で阿賀野バイパスの橋梁を見学し実際の現場に触れて、どのように設計されているのか理解を深めた。小里川2号橋梁では、高所作業車を使い橋面に登って、床版工事を施工したピーエス三菱の監理技術者である松浦拓也氏から、高耐久性、高品質なPC床版のつくり方を学んだ。 

 同協会では毎年、同校への出前授業を行っており、先生の話では「2年生の段階では、まだ土木の仕事内容としてゼネコンの現場監督や授業で習う測量しかイメージ出来ないことがほとんど。ようやく秋ごろから道路設計の授業に入るため広い業界を知るきっかけづくりになっている」とした。

 2020年の供用を目指して工事が進められている阿賀野バイパスでは、橋梁6橋のうち同事務所担当分の小里川1号橋梁下部工を発注し全ての橋梁に着工。小里川2号橋梁、百津跨道橋では、上部工まで完了している。また羽越本線跨線橋の施工をJRに委託するほか、高盛土区間の16工区、17工区、低盛土区間の15工区の改良も進めている。


【写真=実際の現場に触れる】

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