政府が29日に台風19号による災害を大規模災害復興法に基づく「非常災害」に指定する閣議決定を行ったことを受け、国土交通省は落橋した鳴岩橋のある国道144号はじめ、被災自治体から要望が出ていた6カ所の道路について、直轄権限代行による災害復旧事業として速やかに着手する方針を明らかにした。
県が管理する国道144号のうち嬬恋村大笹の約500mが代行の対象となった。災害により吾妻川を渡る橋長44mの鳴岩橋が橋台流出により落橋。同橋を含め約320mで道路崩壊が発生している。
なお、「非常災害」の指定が閣議決定されるのは熊本地震に続き2例目となる。