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茨城県水戸市

内原駅の橋上化、自由通路/20年度着工へ設計進む

2019/11/01 日本工業経済新聞(茨城版)

 水戸市は内原駅の橋上駅舎、南北自由通路、北側自由通路(歩行者デッキ)を整備する。㈱JR東日本建築設計(本社・東京都)が実施設計を本年度内にまとめ、JRと施工協定を締結し2020年度に着工する。21年度に一部供用開始、22年度中に完成を目指す。整備事業費は25億円以下。


 内原駅橋上駅舎の設計コンセプトは、内原地区が農業との結びつきが深いことや、駅北の土地区画整理事業によって創設された都市的環境との融合を目指し、「まちの風土や文化と調和する、あたたかみのある駅」としている。

 大屋根にはガルバリウム鋼板、外壁材には押出成型セメント板を採り入れ、駅舎全体がまちと調和し、まちを象徴する建物となるように整備する。

 橋上駅舎(A約522㎡)は、南北自由通路の西側に駅事務室、改札口、券売機、構内トイレ(男・女・多機能)を配置する。

 上り・下りホームとは、それぞれ階段(W約2m)、エレベーター(各1基)で接続。

 南口交通広場(A約3800㎡)では、タクシー乗降場(2台)、バス乗降場(1台)、一般車降車場(4台)、身障者用乗降場(1台)、タクシープール(3台)、一般車駐車場(12台)、シェルター設置などを計画。実施設計を中日本建設コンサルタント㈱(本社・愛知県)で進めており、本年度内にまとめる。工事は22年度に行い、同年度内に完成させる。

 内原駅周辺ではほかに、市道の改良工事・電線共同溝工事を1月ごろ一般競争入札で発注する。

 内容は内原8-0207号線・同8-0050号線の電線地中化および同8-0203号線の2車線化。件名は「市道内原8-0207号線外2路線道路改良・電線共同溝工事、公共下水道内原処理分区枝線(2-1工区)工事」。


【図=施設配置計画図(基本設計段階)、橋上駅舎(南側からの視点)】

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