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事業者栃木県県土整備部
見出し県土整備部、立軸ポンプ2台設置、20年度以降に建築工事、21年度完成へ、杣井木川排水機場、主要設備機  
掲載 2019年11月12日日本工業経済新聞(栃木版)  
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 県県土整備部は、杣井木川排水機場整備事業(小山市押切)を本格化させる。年明けには核となるポンプ設備機器工事の条件付き一般競争入札を公告する。毎秒2・5㌧を排水する口径900㎜の立軸軸流ポンプ2台を増設し、毎秒5㌧の排水能力を確保。現況ポンプ毎秒7㌧に加え、毎秒計12㌧に増強を図る。県議会で工事請負契約締結承認後に着工する。2020年度以降に建築工事を公告し、排水機場は21年度の完成予定。上流側に築造する調節池は20~21年度で測量や位置を検討の上、詳細設計を委託。25年度の完成を目指し、総事業費23億円を見込んでいる。
 新排水機場は既存の排水機場の対岸となる1級河川杣井木川左岸に整備。新施設用地2764平方mを取得済み。建屋はRC造平屋建て延べ床面積334・93平方m。17年8月に「1級河川巴波川圏域河川整備計画」を変更し、杣井木川排水対策を位置付けた。
 土木工事は一般競争入札公告手続き中で、20日まで入札書の提出を受け付ける。建屋下の地下施設と付属する流入施設で構成。参加資格は県内に本店を置くSA級2者JV。工事概要は躯体工、杭基礎工、ダクタイル鋳鉄管布設工。12月4日に開札する。
 排水機場の詳細設計は大日本コンサルタント、調節池の概略設計はパシフィックコンサルタンツ(以上東京都)がそれぞれ担当。調節池は容量16万立方m、面積8ha規模。市は田んぼダム1700カ所(400ha)、輪中堤整備を通じ県事業を補完する。
 現排水機場の建屋はRC造2階建て延べ床面積236・69平方m(高さ8・4m)。口径900㎜の立軸軸流ポンプ2台、口径800㎜の横軸水中軸流ポンプ2台のほか、可搬式ポンプを備える。1~2号ポンプは1995年、3~4号ポンプは2009年に設置。
 ポンプの排水処理能力は立軸軸流ポンプ、横軸水中軸流ポンプとも毎秒1・5㌧で計6㌧。口径200㎜の可搬式水中ポンプ16台で毎秒1㌧。20年に1度の洪水確率規模で設計。近年は想定を上回る自然災害が多発し、処理能力が追い付いていない。
 1~2号ポンプ設備は主ポンプ(主配管、吐出弁)、駆動(原動機、動力伝達装置)、系統機器(燃料系統、始動系統)、除塵(自動除塵機、コンベア、ホッパー)、電源(自家発電、受変電、直流電源)、監視操作制御、付属(天井クレーン、換気、照明、屋内排水)で構成。
 3~4号ポンプ設備は水中ポンプ、駆動、系統機器(燃料貯油槽、燃料移送ポンプ)、除塵(自動除塵機、コンベア、ホッパー)、電源(自家発電、受変電)、監視操作制御(遠方操作卓、水中ポンプ操作盤、補機盤、計装設備、監視カメラ)で構成する。
 杣井木川は栃木市境町の源流から小山市押切で永野川左岸に合流する流路延長9・2㎞、流域面積12平方㎞の河川。流域は巴波川と永野川の堤防に囲まれているため、永野川合流点に排水機場を整備。大雨時には永野川の水位上昇に応じ、ポンプ排水している。
 15年関東・東北豪雨時に冠水し、エンジンが非常停止。流域では浸水面積100ha、床上浸水69戸、床下浸水9戸の甚大な被害が発生。ポンプ能力を上回る出水が原因だけに、浸水被害が頻発する排水機場のポンプ増設と調節地の築造を計画した。

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