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児童の絵を展示して明るい現場(柏井建設・吉田組JV)

2019/11/15 群馬建設新聞

 柏井建設・吉田組JV(両社とも伊勢崎市)は、県発注の管渠築造工事において、工事現場の仮囲いに地元小学生の絵215点を展示している。絵の展示は工事完了の11月24日まで。

 絵が展示されている工事現場は、群馬県下水環境課(下水道総合事務所)発注の「東毛流域下水道(佐波処理区)伊勢崎幹線社会資本整備総合交付金事業(下水・重点)管渠築造工事(伊勢崎幹線第6-3工区)」。泥濃式推進工(Ф1000mm)L=423m、立坑築造工2基、地盤改良工などを行う工事で、場所は国道462号線の伊勢崎市山王町地内、伊勢崎市民の森公園の南側に位置する。

 現場では、施工当初から「工事に対して近隣住民に関心を持ってもらいたい。何らかの地域貢献をしたい」との思いから、フェンスに囲まれた殺風景な工事現場を明るくする方法について考えてきた。そうした中で道路の両側歩道を利用して通学する児童・生徒、ランニングやサイクリングをする人々に気付き、地元小学生の絵を飾ることで通行者の心を和ませるというアイデアが生まれた。

 工事場所付近の学区は伊勢崎市立名和小学校。同校に協力を要請すると快諾され、保護者の理解も得て1~3年生の作品「夏休みの思い出の絵日記」が貸与された。

 現場担当者は「一人でも多くの人に足を止め、子どもたちの夏の思い出を見ていただき、公共工事を理解していただければ幸いです」と話している。

児童の絵が飾られた仮囲い

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