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長岡に救助のプロが集結/防災用品展示も

2019/11/21 新潟建設新聞

 全国各地の消防救助隊員が参加する「レスキューデイズ・JP2019」が、長岡市で開催された。交通事故車両からの人命救助技術習得を目的とする座学と実技訓練が行われたほか、防災用品や避難所を想定したキッチンシステム等の展示ブースが設けられ、多くの見学者が集まった。

 研修は12日~14日にかけて長岡市営スキー場d実施。国内127の消防署から240人が参加し、12日には台湾の消防機関も加わった。

 4回目となる長岡市での開催は防災用品の専門会社船山(長岡市稲保)、長岡市、長岡市消防本部が主催。

 実技訓練ではドイツ人インストラクターが講師を担当し、ヨーロッパでの交通救助法を基本に変形、大破した事故車両からの負傷者救出のノウハウを指導した。

 展示スペースでは船山が扱う各種の防災用品の紹介のほか、研修参加者が昼食時に利用する非常食を並べた調理スペースも設置。宿泊用テントや仮設の風呂設備等も多くの人の目を引いていた。

 初めて出展したJALUX(東京都港区)は、イスラエル製の多用途折り畳み式電動四輪車「DSライダー」を展示。「イスラエルでは警察等で採用されており、日本でも自衛隊等に営業をかけている。山間部などの災害現場で大いに役立つ」と語った。


【写真=救助法を学んだ】

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