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松本市市役所庁舎で基本計画案

2019/11/22 長野建設新聞

松本市は市役所新庁舎建設の基本計画案をまとめた。それによると新庁舎の概算面積は2万4000㎡で、概算建設事業費は176.3億円程度、発注は設計・施工一括方式を採用し、2026年度の供用開始を目指す。

概算事業費は設計・工事監理費が7.5億円、新庁舎建設工事費が㎡単価60万円、2万4000㎡で144億円、現庁舎解体工事費が㎡単価6万円、1万4428㎡で8.7億円、消費税16.1億円で合計176.3億円としている。

新庁舎の面積は必要な機能を積み上げた結果、2万4000㎡とした。建物は2棟構成、議会棟を分けた3棟構成、立体道路制度を活用した1棟構成の3パターンが想定されているが、これは基本設計の段階で決める。あわせて平面計画や階層計画も建物の配置により異なることから基本設計の中で定めるとしている。駐車場は250台、駐輪場は600台を目安としている。

建替え手順は、既存庁舎の全機能を工事期間中は代替施設に移転し、1度に全ての改築を行う「1期建替え」を採用。これにより、工期を短くし、平面計画や階層構成など設計自由度が高い利点がある。

建設スケジュールは本年度中に基本計画をまとめ、来年度早々に基本設計の募集を開始し、来年度下期から2021年度にかけて実施。21年度末に実施設計と建築工事の募集を開始し、翌22年度に契約、設計に着手し、24年度から着工する計画だ。

基本計画策定支援業務は公募型プロポーザルで選定された建設技術研究所が担当した。

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