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事業者栃木県河内農業振興事務所
見出し河内農振、21年度着工目指す、農地整備、添堀用水も改修、海道63.4ha、採択申請  
掲載 2019年11月29日日本工業経済新聞(栃木版)  
本文

 県河内農業振興事務所は、農地整備事業の海道地区(宇都宮市海道町ほか)の事業計画を固めた。面積は63・4ha。これまで農業基盤整備が行われておらず、圃場区画の拡大、整形と併せて用水路、排水路、農作業道などを整備。上流の添堀用水も事業に併せて延長約1・6㎞を改修する計画。総事業費は約11億3000万円。事業期間は2020~25年度の6年を予定。20年度は境界確認や換地などの業務を進める方針。21年度からの着工を目指している。
 対象区域は一般県道氏家宇都宮線(白沢街道)沿いの西側。南北に細長く、国道119号宇都宮環状道路北側の宇都宮市道と北清掃センター付近の延長約2・5㎞の間に広がる水田主体の農地。畑地は約1ha。区域中央を一般県道下岡本上戸祭線が横断し、西側に御用川が流れている。
 現況は農地が不整形で狭小なことに加え、用排水兼用の土水路で水管理に多くの労力が必要。作業用道路がほとんどなく、農地の中を通って農作業機械を搬入しなければならない場所があるなど生産性が低い。
 このため50㌃を標準とする農地の大区画化を図りながら農道や分離されたコンクリートの用水路、排水路を整備。大型機械の搬入を可能とするとともに水管理の省力化を図り、排水機能を向上。農地の生産性と汎用性を高める。
 計画事業量は整地工63・4ha、幹線道路工3・6㎞(うち舗装0・8㎞)、支線道路工3㎞、橋梁工1本、用水路工9・7㎞、支線排水路工9・4㎞、生態系保全池2カ所。
 工事費は整地工2億2700万円、道路工1億4100万円、用水路工1億8600万円、排水路工2億7400万円、生態系保全池2500万円、測量試験費1億3700万円を試算。
 水路の標準断面は用水路が幅300~500㎜×深さ300~500㎜。小排水路は幅400~900㎜×深さ400~600㎜、支線排水路は幅1200㎜×深さ900㎜。支線道路は幅員4~5mで砂利舗装。幹線道路は全幅6mで一部にアスファルト舗装を施す予定。
 生態系保全池は最下流部と上流側の水路付近に1カ所ずつ整備。2カ所合計の面積は約2500平方m。創設する非農用地を充てる計画。排水路には魚道落差工を適宜配置。生物の生息空間を確保する。
 地区の用水は添堀用水や御用川から導水し、下流の排水路から御用川へ自然排水している。添堀用水は区域から離れた上流の土水路区間約1・6㎞を3面張りコンクリート水路に改修。計画断面は幅1200㎜×深さ900㎜。工事費は約1億4000万円。御用川については未改修区間が下流にあるため農地整備事業による改修は行わず、土水路の現状を維持する。事業の実施にあたり海道土地改良区(仮称)の立ち上げを予定している。

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