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茨城県神栖市

2階延べ4000㎡想定/交流福祉拠点、基本構想案

2019/11/30 日本工業経済新聞(茨城版)

 交流および保健福祉機能の拠点となる施設整備を計画する神栖市は、基本構想案を公表した。建設候補地に鹿島労災病院第二駐車場跡地を選定し、施設規模は2階建て、延べ約4000㎡を想定。本年度内にも用地を取得し、2020年度から設計業務に着手。21年度に本体工事に取り掛かり、22年4月の供用開始を目指す。

 市の北西側に保健・福祉機能を有する施設が集約されており、東南に位置する土合・波崎・矢田部地域の住民にとっては移動時間などが課題となっていた。このため同地域においても、包括的および継続的な支援を行うため施設整備を計画。

 素案によると、同3地域周辺の市街地の状況などを考慮し、建設候補地には鹿島労災病院第二駐車場跡地、敷地面積約1万2000㎡が最適と考察。

 想定する機能は健康増進(保健センター)や子育て支援、障がい福祉、地域交流の4つのほか、災害対応やイベント広場、屋上などに太陽光発電装置なども設置する方針だ。

 それぞれの規模は健康増進エリアが健診や多目的、診察、事務室などを置き約1100㎡を見込む。子育て支援エリアは子育て世代包括支援センターや病児・病後児保育事業を配置させ約400㎡。

 障がい福祉エリアは約100㎡。地域交流エリアは集会所や活動室3室、調理実習室、市民活動支援センター、カフェなどを備え約2400㎡を想定している。

 全体のスケジュールは本年度に基本構想をまとめ、用地取得や基本計画の策定業務に取り掛かる。20年度からは設計業務に着手し、21年度にも着工。22年度の工事完成を目指す。

 同素案については来月24日までパブリックコメントを実施。市民から出された意見を反映させ何度内にまとめる。

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