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茨城県取手市

取手市が12月補正予算案に庁舎非常用発電機改修費1・8億

2019/12/07 日本工業経済新聞(茨城版)

 取手市は市議会定例会に補正予算案を上程した。主なものでは、第7号補正で本庁舎の非常用発電設備改修に2カ年継続費で1億8040万円、取手図書館の空調設備改修に同じく2カ年継続費5651万9000円を設定したほか、各種施設の管理や清掃業務について債務負担行為を設定。また第8号補正では、大雨による応急処理のため177万3000円を措置。議会最終日は12月12日。

 まず総務費で、本庁舎の非常用発電機改修事業に2カ年継続費で1億8040万円(19年度=1804万円、20年度=1億6236万円)。そのうち工事が1億7500万円(19年度=1750万円、20年度=1億5750万円)で、工事監理が540万円(19年度=54万円、20年度=486万円)。

 現在は本庁舎に隣接する新庁舎にのみ発電機(250kVA)が設置されているが、非常時に本庁舎にも供給されるよう、400kVAのものを整備する。設計者は㈱綜企画設計(東京都千代田区)。補正予算案が承認されれば、速やかに一般競争入札を公告する見込み。

 そのほか、戸頭公園(戸頭8丁目)にある耐震性貯水槽の緊急遮断弁の修繕に450万8000円、旧小文間小学校(小文間4359)の耐震性貯水槽の清掃に169万4000円を配分。

 教育費では、取手図書館(取手1-12-16)の空調設備改修工事に2カ年継続費5651万9000円(19年度=4521万5000円、20年度=1130万4000円)。

 現在の設備はガスヒートポンプ方式で、室外機6基、室内機45基。当初は来年度に工事を発注する計画だったが、故障が頻発していることから前倒しで取り掛かる。予算案可決後、早ければ12月にも一般競争入札を公告する。

 土木費では、戸頭地区の遊歩道にある電源柱4本の移設工事に295万7000円、同じく戸頭の市道0106号線(ふれあい道路)の側溝増設に192万5000円を充当している。

 第8号補正では、10月25日の大雨による応急復旧費として177万3000円。対象は市役所敷地内の街路灯、台宿2丁目の法面、米ノ井の舗装。なお第8号補正は、議会初日の11月29日に可決されている。

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