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山梨県峡東建設事務所

笛吹市役所近くの鵜飼橋耐震補強へ 県峡東建設

2020/01/08 山梨建設新聞

 県峡東建設事務所は県道石和温泉停車場線・鵜飼橋を耐震補強する。笛吹市役所近くの橋で交通量が多いことなどから優先的に工事を進める方針。長大(東京都中央区)が年度内を工期に設計を進めているが、今後国との河川協議も行うため工事内容が固まるのは2020年度になる見通し。同年度着工を目指す。

 同橋は石和町市部地内を流れる笛吹川と金川に架かる。近隣には笛吹高や石和南小などがあるほか、市中心部へのアクセスに利用されており日中通して交通量は多い。周辺は花火大会や鵜飼いなどのイベント会場にもなっているため、同事務所担当者は「(工事着手の)優先度は高い箇所になる」と話す。

 6径間の鋼単純鈑桁橋で橋長は237m。南側に歩道があり地覆を含む全幅は10・75m(標準部)。補強工事の内容についは「まだ設計中のため、はっきりしたことは言えないが、下部については巻き立て、上部については落橋防止や支承部の補強拡幅が軸となるだろう」と一般的な補強内容を想定。数年掛けて順次工事を進めるとの見通しを示した。

 着工時期については「予算が付くかによる」とした上で20年度の着工を目指すとしている。



【写真=早期耐震化が期待される鵜飼橋】

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