建設業の未来を拓く (株)日本工業経済新聞社 ホーム 会社概要 サイトマップ お問い合わせ セキュリティーポリシー サイトポリシー
埼玉建設新聞 日本工業経済新聞 茨城版 群馬建設新聞 山梨建設新聞 新潟建設新聞 長野建設新聞
ここに表示されている情報は有料サービス「入札ネット」で閲覧できる情報のほんの一部です。
入札ネット(無料ID)にログインすると、工種やキーワードで絞って一覧表示できます。
さらに詳しい内容は無料IDでご確認ください。→「入札ネットとは

事業者茨城県河川課
見出し久慈川・那珂川圏域河川整備計画見直し必要/県検討委員会  
掲載 2020年1月16日日本工業経済新聞(茨城版)  
本文

 県の河川整備計画検討委員会(委員長・武若聡筑波大学教授)が15日に県庁で開かれ、昨年の台風19号による出水で堤防決壊などの被害を受けた那珂川圏域と久慈川圏域の県が管理する河川の整備計画を点検。台風被害を踏まえ両河川整備計画とも見直す必要があることを確認した。見直しにあたっては国管理・県管理を問わず議論を進めていくことが必要で、国の有識者会議との合同開催を提案することも了承した。台風19号では両河川とも河川整備計画で定める目標洪水流量を上回り、国土交通省による国管理区間を対象とする有識者会議でも新しい治水計画を検討する必要性が了承されており、本県を流れる両河川と各支川の新たな整備計画が求められる。

 昨年10月に発生した台風19号によって県管理の河川などは、59河川2砂防施設3海岸1ダムの合計135カ所で堤防決壊などの被害が出た。
 そのうち久慈川水系では久慈川や里川、浅川など10河川の38カ所で被災。大子町区間では河岸浸食や護岸崩壊などで約194ha、584戸が浸水した。常陸大宮市区間では堤防決壊や堤防越水、護岸崩壊で約134ha、160戸が浸水。常陸太田市では里川、浅川で堤防が決壊した。
 被災箇所は応急復旧が完了し、昨年11月から本年1月まで災害査定を受け、本年の出水期までに本復旧を進める。
 一方、久慈川圏域河川整備計画(県管理区間)は2015年8月に策定。圏域内の33河川、流路延長301㎞を対象に、治水安全度の目標として久慈川は年超過確率10分の1規模の洪水を安全に流下させることなどと定めた。
 河道改修工事は久慈川では大子地区約2・5㎞など、玉川では常陸大宮市の約6・0㎞、浅川では常陸太田市の約2・6㎞、茂宮川では常陸太田市の約3・2㎞で計画し、進めている。
 しかし今回の洪水では、久慈川の基準地点の山方(常陸大宮市)の流量は国の整備計画目標洪水量を上回り、里川流域の2日間雨量(流域平均)も上回った。
 そのため検討委員会では、被害状況を踏まえて整備計画を見直すことを了承した。
    ◇
 一方、県管理の那珂川水系支川では、台風19号によって藤井川や田野川、緒川など25河川1ダムの47カ所で被災。藤井川では水戸市藤井町で堤防が決壊した。被災箇所は応急復旧が完了し、本年1月まで災害査定を受け、本年の出水期までに本復旧を進める。
 那珂川圏域河川整備計画(県管理区間)は12年3月に策定。圏域内の48河川、流路延長228㎞を対象に、治水安全度の目標は緒川や大谷川は年超過確率10分の1規模の洪水を安全に流下させることなどとしている。河川工事は中丸川の河道掘削や調整池整備などを行っている。
 しかし今回の洪水では、那珂川の基準地点の野口(常陸大宮市)の流量は国の目標計画洪水流量を上回り、日雨量(流域平均)も目標洪水雨量を上回った。
 そのため検討委員会では、整備計画を見直す必要性を確認した。

【写真=検討委員会】

ページトップ