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事業者茨城県
見出し県公共事業再評価委員会が全9事業の継続を承認  
掲載 2020年1月17日日本工業経済新聞(茨城版)  
本文

 2019年度の県公共事業再評価委員会(委員長=井上拓也茨城大学人文社会科学部法律経済学科教授)が15日、県庁で開催された。今回は島名・福田坪一体型特定土地区画整理事業、上河原崎・中西特定土地区画整理事業、奥久慈グリーンライン林道整備事業(武生線)、国道125号つくばバイパス、国道118号袋田バイパス、国道245号日立港区北拡幅、主要地方道野田牛久線、鹿島灘海岸侵食対策、都市計画道路中大野中河内線の9事業について審議。全てを継続妥当とした。
 公共事業の採択後、5年ごとに効率化や透明性の確保を図るために実施しているもの。
 まず島名・福田坪一体型特定土地区画整理事業は、つくばエクスプレス(TX)の万博記念公園駅を中心としたまちづくりで、00年度に着手。進捗率は67・9%。
 TX沿線の3市(つくば市、守谷市、つくばみらい市)の子育て世代の人口が増加していることから、費用便益比(B/C)は1・86と高め。
 つくば市が区域内に(仮称)香取台地区小学校を新設することに伴い、土地利用計画を変更する。事業期間は29年度までと変更はない。事業費については、工事費を精査し42億6000万円を減額して515億4700万円とした。
 委員からは人口増加について、県内からが7~8割で、県外からが2~3割であるため、「県外からの移住者を増やすように努めてほしい」との意見が出た。
 同じくつくば市内の上河原崎・中西特定土地区画整理事業は、00年度着手で29年度の完了を目指している。進捗率は53%。B/Cは1・7。今回変更点はなく、南側の圏央道スマートインターチェンジ事業と歩調を合わせ、整備を推進していくとした。
 奥久慈グリーンライン林道整備事業では、武生線(常陸太田市上高倉町~下高倉町)について審議。林業と県北地域の振興のために1999年度から着手。全体計画は10・48㎞で、進捗率は82・4%。B/Cは1・32。
 施工地の地質が硬く、当初の想定より作業が遅れるため、完成年度を4年間延期して2023年度としたほか、事業費を5億2600万円追加し、40億8200万円とした。これから残延長1・352㎞の整備を進める。
 国道125号つくばバイパス(つくば市田中~下妻市高道祖)は、線形不良や幅員狭小を解消するため1990年度に採択。延長は5920m、幅員は25mで、現道拡幅部が4車線、バイパス部が暫定2車線。進捗率は83・1%。B/Cは1・3。
 用地取得の難航や大規模工場の補償移転などから事業期間を5年延長し、2024年度とする。また事業費は、用地補償費や資材・人件費の高騰で12億3300万円追加して111億8300万円とする。
 本年度中にバイパス部1・72㎞が供用する予定。今後は現道拡幅区間の約800mを推進する。
 国道118号袋田バイパス(大子町袋田~北田気)は、線形不良や行楽シーズンの大渋滞の解消のため、1990年度に採択。延長3・56㎞で、幅員15/6・5m(2車線)。進捗率は71・4%。B/Cは1・1。
 相続関係で用地取得に時間が掛かっているため事業期間を4年延長し、2023年度とする。  また(仮称)北田気大橋で工期短縮を目指し、トラベラクレーン工法に変更。事業費を33億円増額して110億円とする。
 今後は残る延長1・29㎞について、JR跨線橋や北田気大橋などの大規模構造物の整備とともに、用地取得(A約8975㎡、18人)を推進していく。
 国道245号日立港区北拡幅(日立市久慈町~水木町)は、日立市内の慢性的な渋滞緩和のために15年度に着手。延長1・88㎞で、幅員25/14m(4車線)。B/Cは1・5。進捗率は25・5%。事業費は30億円。
 所在不明の土地や、境界について想定外のトラブルがあることから、事業期間を7年延ばして26年度とする。
 主要地方道野田牛久線(守谷市野木崎~つくばみらい市東楢戸)は、埼玉県三郷市とつくば市を結ぶ約30㎞の都市軸道路の一部で、1995年度に着手。延長7・8㎞で、幅員40~30/13m(4車線)。進捗率は53・9%。B/Cは1・4。
 用地取得が難航していることや、利根川橋梁など大規模構造物が多いことから、事業期間を5年延期し、2026年度とする。加えて資材と人件費の高騰のため、事業費を60億円増額して692億円とした。
 鹿島灘海岸(大洗工区~波崎工区)で1985年度から続けている海岸侵食対策は、事業延長52㎞で、ヘッドランド整備(35基)と茨城発祥の粗粒材養浜工(305万立法m)を行うもの。完成予定は2048年度。進捗率は48・5%で、B/Cは6・968。
 計画は変更せず、委員からは「積極的に前倒しをしたほうがよいのでは」との意見が上がった。
 都市計画道路中大野中河内線(水戸市酒門町~元吉田町)は、狭隘で複雑な酒門六差路を有する県道下入野水戸線のバイパスとして10年度に採択。B/Cは3・4。進捗率は57・6%。
 用地取得で補償物件戸数が多いことや、整備区間の延長(92m追加で997m)により、4年延期して24年度完成を目指すほか、事業費を3億円追加して40億円とする。

【①井上委員長②全9事業について審議した】

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