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事業者栃木県上都賀農業振興事務所
見出し上都賀農振、薄井沢66haで農地整備、事業費16.9億 20年度事業化目指す  
掲載 2020年1月17日日本工業経済新聞(栃木版)  
本文

 県上都賀農業振興事務所は、農地整備事業の薄井沢地区(日光市)の計画を固めた。面積66haで圃場の整形、大区画化と併せて道路や用水路、排水路を整備。沢沿いでは暗渠排水工を施工。事業予定期間は2020年度から26年度の7カ年、総事業費は約16億9000万円。20~21年度に換地や実施設計業務を進め、22年度から圃整工に着手する方針。事業では非農用地を創設。日光市が大沢大渡線(旧広域農道)など市道2路線の整備を計画している。
 薄井沢地区は市南東部に位置し、西側は日光杉並木街道の国道119号、北側は主要地方道今市氏家線、東側に一般県道今市スポーツセンター線が通る沢沿いの水田主体の農地。面積が広い中の沢地区と細長く小さな北の沢地区、南の沢地区に分かれる。
 一帯はこれまで生産基盤の整備が行われておらず、10~20㌃の狭く不整形な農地が広がっている。地区内の作業道路も狭く、大型機械の導入や農業経営の拡大を阻害。水路も用排水兼用の土水路で地下水位が高く、維持管理や転作に支障を来している。
 そのため農地整備事業を導入。50㌃を標準とする農地の大区画化と農道、分離されたコンクリートの用水路、排水路を整備。生産性の高い農業基盤を創出する。
 用水は北の沢地区は大室ダム、中の沢地区は大谷川から取水している大沢五ヶ村用水の薄井沢新用水、薄井沢用水を利用。南の沢は天水に頼っている。排水は下流排水路から清水川への自然排水。
 計画事業量は整地工66ha、道路工15・1㎞、用水路工15・4㎞(装工14・9㎞)、幹線排水路工2・6㎞(装工2・5㎞)、支線や小排水路工13・8㎞(装工12・8㎞)、暗渠排水工20・3ha、揚水機2基。50㌃以上の区画は約7割を確保する考え。
 工事費は整地工に2億6200万円、道路工に2億700万円、用水路工に2億2500万円、幹線排水路工に2億2400万円、支線や小排水路工に5億1300万円、暗渠排水工に6000万円、揚水機に300万円。測量試験費には1億9600万円を試算している。
 標準的な用水路は幅300~600㎜×深さ300~600㎜。小排水路は幅400~900㎜×深さ400~900㎜、支線排水路は幅1000~1500㎜×深さ600~1200㎜、幹線排水路は幅2000~3000㎜×深さ1200㎜とする計画。
 道路の全幅は4mまたは5m。両側の路肩0・5m部分を除いて砂利舗装を施す。暗渠排水工は湿田の北の沢、南の沢地区を中心に施工する予定。揚水機2基は中の沢地区の北東側の高台の農地に用水を圧送するため水路に設置する。
 事業実施にあたっては生態系に配慮。勾配がある水路に魚道落差工、屈曲した水路に石積みワンドなどを設置。魚類が移動し、生物が生息できる空間を確保する。
 換地によって創設する非農用地は1・4haを計画。南北方向の市道大沢大渡線分として0・5ha、中の沢地区の東西方向の市道に0・9haを充てる。市が用地買収や工事を実施する計画。
 薄井沢地区下流に隣接する沢又地区(約50ha)でも農地整備事業実施に向けた調査が進められている。

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