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茨城県美浦村

美浦村が統合小建設委員会を20年度に設立へ

2020/01/24 日本工業経済新聞(茨城版)

 美浦村は来年度早期に、木原小学校、安中小学校、大谷小学校の3校を統合した新小学校の建設に向け、場所や規模、スケジュールなどについて検討する「(仮称)統合小学校建設委員会」を設立する。

 村では、児童数がピーク時(1982年度=1339人)と比べて約半数(2018年度=693人)に減少しており、22年度には安中小で2、3年生が複式学級となり、適正規模を満たさなくなる見込み。

 そのため、18年8月に村議会議員、校長、PTA会長、区長など31人からなる「小学校あり方検討委員会」を設置。全7回開催し、昨年9月27日に村長に答申した。

 それによると、1学年2学級以上で、全体では12学級以上とすることを条件とし、一つのクラスを2学年で構成する複式学級は編成しない方針とした。

 そして適正規模を実現するために、木原小、安中小、大谷小の3校を統合し、新しい場所に学校を新設するとした。

 また、統合までの間に複式学級が生じる場合は教職員を雇用し、複式学級とならないようにする。

 答申を受けて昨年11月には、教育委員会内に統合小学校建設室が設置された。現在、統合小の規模などの原案を作成している。

 4月以降には保護者や議会、地域の代表など25人程度からなる「(仮称)統合小学校建設委員会」を立ち上げ、そこでスケジュールを決定後、運営や学校行事、通学路などについて検討する「(仮称)統合小学校準備委員会」も設立する計画。


【3小学校の概要】

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