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(社)埼玉県電業協会

埼電協がSDGs中長期計画を発表

2020/01/27 埼玉建設新聞

 埼玉県電業協会(岡村一巳会長)は、他の業界団体に先駆けたSDGs(持続可能な開発目標)の中長期計画『輝け 埼玉 埼電協!』を、24日のイノベーションセミナー内で発表した。信頼ある施工技術の向上と魅力あふれる電設業界の発展に向け、2030年をめどに各種施策を進めていく。

 現在、技術者不足や災害時の適切な対応、環境問題など、成長に立ちはだかる課題が蓄積しており、また5G(第5世代移動通信システム)が電気設備産業にも飛躍的変化を迎えようとしている。

 これらの課題に向き合うためには、国連が採択し世界に呼び掛けているSDGsをもとに進めていくことが解決の糸口になるとし、また2020年を節目に10年間の中長期目標を立てるタイミングが合致。一昨年11月から三役会議で中長期目標の必要性を協議し、その後、理事会でプロジェクト委員会を立ち上げ選考を重ねてきた。

 骨子として、①県有電気設備の施工と保全、災害に打ち勝つ確かな品質②半世紀の実績と先端技術、創造する未来の埼玉③魅力あふれる電設業界、発展し続ける会員企業―の3つを柱に掲げた。

 この3つの柱をもとに、優良施工かつメンテナンスに長け、災害に常に対応できる事業を継続していくとともに、10年先を見据えた団体の育成、そして魅力あふれる電設業界、個々の経営安定と成長へ、全会員企業が目標を一つに達成へ努力していく考えだ。

 今後、各委員会でロードマップをまとめるとともに、5月の総会で各事業項目を示し、具体的施策を進めていく。

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