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県単、維持費確保を土木3団体が知事に要望

2020/01/29 新潟建設新聞

 新潟県道路整備協会(会長=村山秀幸上越市長)、新潟県河川協会(会長=入村明妙高市長)、新潟県治水砂防協会(会長=小林則幸出雲崎町長)の土木関係3団体は22日、花角英世知事に県単公共事業予算の確保など2020年度予算編成に関する要望を行った。3団体の共通要望として、安心・安全につながる県単公共事業費、老朽化対策として適正な維持管理への予算の確保を求めている。

 また各団体からは、村山会長が、雪や災害対策、地域社会の実現に必要な道路整備、老朽化対策、交通安全対策など10項目を要望し「道路は安全安心、経済や交流を支えている。財政が厳しいことは承知しているが、地域の声をくんでいただきたい」と求めた。

 河川関係では入村会長が「過去の水害や台風19号の被害の教訓を生かすため、事前防災、適切な維持管理、避難を促すソフト対策をお願いしたい」とし、砂防関係では小林会長が「砂防関係施設の整備は、依然として十分ではない。災害は県民生活に大きな影響をあたえる。生命財産を守る立場から十分な予算確保をお願いしたい」と要望した。

 要望を受けた花角知事は「いずれも重要な事業。しっかり取り組みたい。特に防災減災は1丁目1番地であるが、財政状況は非常に厳しい状況、効果的、効率的に進めることができるか知恵を出して行きたい」と応じた。


【写真=花角知事(中央)に要望内容を説明】

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