松本市の本年度図上防災訓練が24日、松本市内の勤労者福祉センターで行われ、今年も関係団体として松本市建設事業協同組合(深澤信治理事長)が訓練に参加した。
この訓練は、糸魚川-静岡構造線断層帯(北側)を震源とする大規模震災時の初動期における災害対応能力の向上を図ることを目的して、指揮本部や各部局等の災害対応能力向上を図るもので今回で14回目となる。市の関係部局や12の関係団体ら総勢193人が参加。前回よりも34人参加が増え、冒頭の挨拶で宮坂防災専門官は「災害対応の底上げを図り、より実際的な訓練とした」と今回の特徴を語った。
訓練開始は発災4時間30分後に、主要な災害対策業務等を疑似的に行うロールプレイング方式で行われた。松本市建設事業協同組合からは災害危機対策委員から藤森賢副委員長が参加。前回は統制部の状況付与班だったが今回は市の建設部とともに演習部側に加わり、次々に入ってくる現場の被害状況の情報について確認や対応を行った。