記事

事業者
茨城県阿見町

阿見町が20年度予算案に霞クリーンセンター改修費4億円

2020/02/01 日本工業経済新聞(茨城版)

 阿見町(千葉繁町長)は1月31日、記者会見で2020年度当初予算案の概要を発表した。主なものでは、霞クリーンセンター改修事業に3億9396万5000円、学校施設改修事業に3億8708万2000円、地区公民館整備事業に2億8157万8000円、都市計画道路寺子飯倉線整備事業に2億753万円、認定こども園施設整備事業費補助金に2億191万9000円を盛り込んでいる。

 一般会計の総額は169億6700万円で、前年度と比べて3・4%(5億6500万円)の増。

 普通建設事業費は、霞クリーンセンター改修事業や地区公民館整備事業の増額により、同47・8%(7億2720万9000円)増の22億4705万9000円。

 まず、ごみ処理施設の霞クリーンセンター(追原2731-2)の改修事業には3億9396万5000円。そのうち、外壁の防水改修工事に3億1718万5000円を配分。残りの7678万円は機械設備の更新に充てる。

 学校施設関係では、舟島小(島津3928)の空調設備更新工事に1億1249万9000円、竹来中(竹来400-1)の外壁屋上防水工事に2億5301万1000円を計上。

 また、旧吉原小(吉原614)の公民館への改修工事に2億5192万2000円、旧実穀小(実穀1285)の公民館への改修に向けた調査設計に2384万8000円と境界測量に580万8000円を付けた。

 さらに、認定こども園施設整備事業費補助金として2億191万9000円を設定。対象は学校法人田中みどり学園が運営する阿見みどり幼稚園(鈴木25-10)の改築1期工事。なお、2期工事の補助額は2億823万6000円を想定。

 隣接地に新園舎(W+S造、平屋、約1600㎡)を建てるもので、20年度に1期工事(保育室、職員室、調理室、トイレ、倉庫など)、21年度に2期工事(遊戯室、トイレ、倉庫など)に取り掛かり、22年4月の開園を目指す。

 道路関係では、道路橋梁維持補修事業に3億8046万3000円。舗装修繕工事(10路線、L3790m)に1億7461万円、草刈委託に8679万円、交通安全施設工事に4690万円を措置。

 道路新設改良事業は1億5035万3000円。改良舗装工事(3路線、L約378m、二区南2路線、立ノ越)、歩道新設工事(1路線、L約220m、飯倉二区)、排水整備工事(1路線、L約120m、三区上)を計画。

 都市計画道路寺子飯倉線(L1650m、W17m)には2億753万円を付け、用地買収と物件移転補償を進める。

 ほかに、公共下水道事業と農業集落排水事業が、20年度から公営企業会計に移行。

 下水道会計では、汚水管渠整備事業に3億2352万7000円。荒川本郷地区の管渠整備(口径200㎜、L約400m)や、筑波南第一工業団地の管渠整備(口径200~400㎜、L約950m)などを予定。

 水道会計では、普及率向上のために20年度から5カ年計画で進める第四次拡張事業の配水管布設工事に2億8867万円。三区上下、上小池、福田、飯倉二区などで、総延長は約8600m。

 そのほか、うずら野と曙地区の老朽化した配水管の布設替え工事(L約1200m)に9900万円を充当している。

紙媒体での情報収集をご希望の方は
建設新聞を御覧ください。

建設新聞はこちら