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長野県松本市

松本市が総合評価で40歳未満と女性配置を加点

2020/02/08 長野建設新聞

松本市は建設工事における総合評価落札方式に、新たに優良工事表彰実績、担い手育成項目、災害時の基礎的事業継続力の3項目を新たに追加することを、6日に開かれた市議会総務委員協議会で明らかにした。

今月3日に開かれた松本市の第16回業者指名審査委員会で、主に企業の技術力に係る「価格以外の評価項目」を見直すことを決めたもの。今回見直したのは、価格以外の評価配点について、最大点数をこれまでの20.8点から21.8点と1点引き上げる。

新たに追加する3項目は、まず、技術者の優良工事表彰実績の項目を新設し、松本市の優良工事表彰実績工事を担当した技術者の配置に0.5点加点する。また、担い手育成項目を新設して、女性または満40歳未満の若手技術者の配置に対して0.5点加点。さらに、災害対応の項目に、国土交通省関東地方整備局の災害時の基礎的事業継続力を0.5点追加し、認定企業に対し加点する。

見直しに伴い、2項目を削除する。経営事項審査の労働福祉の項目が30点以上に対し加点していた項目と、市民税、市県民税等の特別徴収義務者でない場合に減点していた項目。

さらに5項目の内容を見直す。工事成績評定点、工事実績(企業・技術者)、優良工事表彰実績(企業)の4項目について、評価対象期間を過去3年から4年に拡大する。配置予定技術者の継続教育の項目については、工事ごとの選択項目であったものを必須項目に変更する。これらの見直しは新年度に発注する案件から実施される。

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