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千葉県市川市

文化会館大規模改修/国府台公園野球場再整備へ/北方地区下水道をDBで/市川市20年度予算案

2020/02/13 日刊建設タイムズ

 市川市は12日、2020年度当初予算案の概要を明らかにした。会計別の予算規模は、一般会計が前年度比2・7%増の1620億円、特別会計(3会計)が同0・1%減の741億4100万円、公営企業会計(下水道)が同0・3%減の187億3500万円で、これらを合わせた予算総額は同1・6%増の2548億7600万円。一般会計では、文化会館大規模改修事業で総額48億3000万円(20~21年度)、国府台公園野球場再整備事業で総額44億8800万円(20~21年度)の継続費を設定。また、下水道事業会計では、未普及地区解消に向けて導入を予定している設計・施工一括発注(DB)に伴い、北方地区公共下水道整備事業で総額30億円(20~24年度)の継続費を設定するとともに、高谷2号幹線建設事業で総額20億9000万円(20~22年度)を設定する。

 一般会計歳出のうち普通建設事業費は、前年度比10・9%減の173億5768万8000円。単独事業費は、国府台野球場再整備事業や文化会館大規模改修事業に着工するものの、第1庁舎の整備や塩浜学園建替工事等の進捗で同4・4%減の142億9219万7000円に。一方、補助事業費は、都市計画道路用地債務償還経費等や蓋架柵渠改修事業費の減、小・中学校トイレ改修工事の前倒し等で、同32・3%減の30億6549万1000円となった。

 一般会計では、文化会館大規模改修事業及び国府台公園野球場再整備事業以外に、市道0232号道路拡幅整備事業で総額1億1000万円(20~21年度)、市道0233号道路拡幅整備事業で総額7000万円(20~21年度)、二俣排水機場改修事業で総額9億円(20~22年度)の継続費を設定。

 また、永井荷風書斎移築再現事業費(展示基本・実施設計)3000万円、斎場施設整備事業費(基本計画策定)900万円、地域コミュニティゾーン整備事業費(道路詳細設計)2500万円、行徳臨海部再整備事業費(道路詳細設計、漁港活用施設整備工事)1億6500万円、地域コミュニティゾーン整備事業費(下妙典公園実施設計)2832万2000円、小塚山公園整備事業費1億2900万円、大町公園整備事業費(管理計画立案に先立っての現況調査)900万円を計上。

 公共下水道事業会計で継続費を設定した北方地区公共下水道整備では、市川第5-1処理分区(宮久保)ほか10処理分区、面積35・87ha、管渠延長1万2551m、処理人口3517人の工事を委託する。

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