県施設課は「林業大学校男子寮改築事業設計業務」（木曽町新開）の公募型プロポーザル方式の手続きを来週中に開始する。12日開いた建設部の建設工事請負人等選定委員会で参加要件を決めた。参加表明書の提出期限は３月上旬、技術提案書の提出期限は４月中旬、ヒアリングは５月下旬ごろのもよう。

　参加資格は建築コンサルタントの入札参加資格（同等の資格を含む）を有する県内本店の１級建築士事務所。実績要件として2004年度以降にＷ造またはＷ造とその他の構造との混構造で延べ（建築物１棟当たりの面積）200㎡以上の新築、増築または改築の設計の元請実績を求める。

　既存男子寮は1979年２月竣工。構造・規模はＷ一部CB造２階建て、延べ686㎡。新たな施設はＷ造２階建て、延べ900㎡を想定。敷地の南側に建設する。既存施設は新施設の完成後に取り壊す。

　計画では20年度に設計を策定し、21年度単年で建設する。本事業とは別に20年度には本館と講堂の耐震対策工事も予定している。

　プロポーザルの審査は有識者など７人で構成する審査委員会（委員長＝五十田博京都大学教授）が行う。