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(社)埼玉県測量設計業協会

埼測協が技術研修会で災害実務学ぶ

2020/02/14 埼玉建設新聞

 埼玉県測量設計業協会(細沼英一会長)は2月10日、災害実務をテーマとした技術研修会をさいたま市浦和区の県民健康センターで開いた。県職員などを含め約90人が参加。昨年発生した台風19号の被害に対応した会員から実務的な手法を学んだ。

 冒頭、細沼会長は、台風19号被害の発災後、限られた時間の中で迅速に対応した会員らの活躍をたたえた後、「東松山県土と秩父県土の2事務所から感謝状の授与を予定しております。これもチーム埼測協として皆さんが協力し合ってくれたおかげ。ですが現場に入れば課題もありました。引き続き国や県へ要望していきたいと思います。自然災害は無くなりませんが防災減災、強靭化の対応は出来ます。今後も地域の守り人として協力をお願いします」とあいさつし、実りある研修会を期待した。

 研修会では、富士測地㈱技術部の黒田光一氏が『協会版UAVマニュアル改定点』と題して解説。続いて『台風19号のUAV写真撮影』を同じく黒田氏、新井邦幸氏(武州測量㈱技術部)、千島彰太氏(㈱千島測量設計技術部調査課)の3人が説明した。

 さらに『空港等飛行禁止区域の撮影準備』を㈱ミカミ・アイエヌジー設計担当の山崎武史氏、『都市河川UAV測量の課題』をカツミテクノ㈱測地調査部の坂根誠氏が実例を踏まえて話した。

 午後の部では、五大開発㈱営業部システム営業課の関家史郎次長が『PoiCL・3D点群生成システム』の内容を解説。続けて㈱千島測量設計技術部調査課の千島彰太氏が『災害時のPoiCL活用方法』を、㈱髙見澤コンクリート事業部の斉藤雄次氏が、災害時に設計業務でプレキャストコンクリートを用いる場合の留意点などについて語った。

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