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埼玉県北本市

北本市が久保土地含む都市マス案示す

2020/02/17 埼玉建設新聞

 北本市は10日、都市計画マスタープラン案を公開した。懸案となっている久保土地区画整理事業の見直しを明記。また圏央道桶川加納ICと桶川北本IC周辺地域では、研究・福祉・文化・工業・流通などの企業誘致と住宅整備を進める方針を示した。加えて南部の市街化区域では県道東松山桶川線と旧中山道が交わる利便性の高い地域があるため、商業機能の導入なども盛り込んだ。

 久保土地区画整理事業とデーノタメ遺跡の共存については、保存方法や活用方針を早急に検討する考え。遺跡保存を公約に掲げる三宮幸雄市長は5日、記者会見で「遺跡保存のために区画整理事業を見直す考えもある」と話した。市は日本考古学協会から史跡保存の要望書を受け取っており、区画整理事業の再検討を迫られている。

 南部地域に関しては、2019年10月に街づくり調査業務を委託。実現すれば市内2番目となる北本~桶川駅間の新駅建設についても検討を進めている。

 北本駅周辺では、駅西口の既存商業施設を活用し、民間事業者などの連携して整備を進める方針を掲げた。

 これまでに市は、25年度を目標とする第五次総合振興計画を策定。都市マスタープランも、上位計画である総合振興計画に整合させるための見直しが必要となっている。

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