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栃木県市貝町

市貝町当初予算案、5路線の道路改良に1.4億、田野辺地区消防コミセンを移転新築

2020/02/20 日本工業経済新聞(栃木版)

 市貝町は、2020年度当初予算案を発表した。一般会計は前年度比1・4%減の46億7400万円。普通建設事業費は15・9%減の3億7500万円。建設関連事業では5路線の道路改良や農業者トレーニングセンター耐震改修、市貝中体育館屋根改修、芝ざくら公園活性化整備に重点配分。新規には田野辺地区消防コミュニティーセンター移転事業や市貝小・赤羽小学校給食室改修事業などを盛り込んだ。(3面に主要事業)

 道路改良事業には1億4392万円を配分。町道塩田続谷線、市塙椎貝線、上根中線、横正寺川西線、松並木線等で工事や測量設計を推進する。

 赤羽地区の地積調査事業に1288万2000円、合併処理浄化槽整備事業に794万円を措置。赤羽工業団地から小貝川(多田羅)までの排水管調査には委託料650万円を充当。カメラ調査などを実施し現状を把握する。

 新規では町道路面性状調査・舗装修繕計画策定事業に800万円を措置。21年度以降の町道修繕に向けた調査、計画策定を実施する。

 市貝中学校は工事費2332万円を充て老朽化した体育館屋根改修やネットフェンスを整備。小学校では長寿命化計画に基づき市貝小と赤羽小の給食室を改修。安全安心な給食を提供するため空調等の整備事業に2519万7000円を計上。また、赤羽小の強化ガラス入れ替えや小貝小の防犯カメラ設置なども実施する。

 農業者トレーニングセンターは今年度設計が完了し、耐震改修工事に着手。工事費、監理委託料に4622万円を措置した。長寿命化ではふれあい館(赤羽)、きら里館(杉山)、勤労者体育センター(市塙)、武道館(同)の社会施設と役場庁舎の計画を策定する。

 市塙保育所改修事業は2カ年で空調を更新。今年度分の設計・工事費に979万円を措置した。

 田野辺地区消防コミュニティセンターは県道芳賀茂木線の道路改良に伴い移転。近接地への建て替え事業費に2384万円を措置。また既存施設の解体工事費も計上した。

 芝ざくら公園活性化事業ではさらなる誘客を図るためイベントステージなどを整備。事業費1723万円を措置した。

 農林関係では農業振興地域整備計画の変更支援に290万円、面工事に入る椎貝地区圃場整備事業負担金に1937万円、刈生田地区農道整備に300万円を配分。町内3カ所のため池ハザードマップ作成には660万円を充当。豪雨や地震等の自然災害に備える。

 公共下水道事業特別会計は前年度比15・4%減の2億1650万円。公共下水道施設整備事業に7812万2000円を配分し、赤羽地区の管渠築造や舗装本復旧工事を行う。

 農業集落排水事業特別会計は前年度比16・1%増の9530万円。鴻之宿地区と赤羽西南地区処理施設の機能診断や維持管理費などに配分した。

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