記事

事業者
国土交通省

【高速道路】15カ所の110㎞を4車線化候補箇所に

2020/03/11 本社配信

 国土交通省は10日、財政投融資を活用した高速道路の暫定2車線区間の4車線化に向けて、2020年度から新たに着手する候補箇所を選定した。災害、渋滞、事故発生箇所などを総合的に勘案し、全国で15カ所、延長約110㎞が対象になった。総事業費には7080億円を見込む=添付のPDF資料参照=。今後、予算成立後の事業許可に向けて必要な手続きを進めていく。

 同日の会見で赤羽一嘉大臣は、大臣就任以来、多くの被災現場に足を運んでおり「4車線化された高速道路は災害時に全線が途絶しなかったことで効果が発揮され、有用性が再確認された」と説明。全国の自治体から4車線化の要望をもらう中で、候補箇所を選定したと話した。

 高速道路の暫定2車線区間については、昨年9月に策定した「高速道路における安全・安心基本計画」において、計画的に4車線化を推進するため、課題が大きい区間を優先整備区間(約880㎞)として選定し、その中から財源の確保状況等を踏まえて順次事業化することにしている。

 国交省では残る優先整備区間に関しても、順次整備を進める考えだ。


資料=02.★財政投融資等を活用して実施する4車線化候補箇所.pdf

紙媒体での情報収集をご希望の方は
建設新聞を御覧ください。

建設新聞はこちら