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千葉県流山市

明豊ファシリティに/新設小学校2校の建設支援/流山市 発注方式検討も

2020/03/16 日刊建設タイムズ

 流山市教育委員会は、学校施設建設支援業務の公募型プロポーザルで、明豊ファシリティワークスを優先交渉権者に特定した。つくばエクスプレス沿線地域の児童・生徒数の急増に対応するため、南流山小学校区とおおたかの森小学校区に、2024年4月の開校を目指して新たに小学校2校を建設することを決定。これに伴い、今後の設計委託や工事発注業務、工事監督業務などの技術支援を委託する。委託期間は20~23年度の4か年、委託費の限度額(消費税を除く)を総額1億8176万円以内としてプロポーザルを実施した。

 つくばエクスプレス沿線地域の開発で生徒・児童数が急増。これに伴い南流山、おおたかの森両地区に新設小学校を建設する。

 南流山小学校区の新設小学校は、木地区右岸調整池の上部約1・5haを利用して建設することが可能かどうか、現在、極東技研コンサルタントに委託して用地調査を行っており、可能であれば20~21年度で調整池改造設計、21~22年度で調整池改造工事を行うとともに、20~22年度で校舎等建設設計、22~23年度で校舎等建設工事を進める予定。建設が難しい場合には、別の候補地を探す。

 一方、おおたかの森小学校区の新設小学校は、県が施行する運動公園周辺地区一体型特定土地区画整理区域内に面積約2haで用地を確保し、20~22年度で校舎等建設設計、22~23年度で校舎等建設工事を進める計画でいる。

 学校施設建設支援業務委託では、「設計委託及び工事の発注業務に係る支援」として、発注方式の検討及び決定支援(設計施工分離発注、デザインビルド方式設計施工一括発注など発注方式の比較検討や、発注・設計・施工スケジュールの作成、各業務に係る価格設定)、設計施工者選定支援(設計施工者選定に係る必要書類の作成支援、質疑回答書作成支援、設計施工者選定に係るプレゼンテーション開催支援、提出された技術提案及び見積書の検証等)を行う。

 また、「設計業務に係る支援」では設計内容の検証、スケジュール管理(基本計画、基本・実施設計、施工)、設計図書及び見積書の内容の検証、「工事監督業務」では工事監督、施工計画・現場状況の確認、出来形・品質管理、設計変更への対応、発注者検査支援などを行う。

 今回の支援業務とは別に、市は20年度当初予算において、南流山地区新設小学校設計委託で総額3億円、おおたかの森地区新設小学校設計委託で総額2億5290万6000円の継続費(いずれも20~22年度)を設定する予定。

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