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茨城県下妻地方広域事務組合

覆土整備に7164万円/各施設の維持補修計上/20年度予算

2020/03/26 日本工業経済新聞(茨城版)

 下妻市、八千代町、常総市(石下地区)、筑西市(関城地区)で構成する下妻地方広域事務組合(管理者=菊池博下妻市長)の2020年度予算がまとまった。主なものでは最終処分場「クリーンパーク・きぬ」で第2埋め立て区画の最終覆土整備に事業費7164万5000円を計上したほか、各施設で維持補修費を設定している。

 クリーンパーク・きぬ(八千代町大渡戸390)では第1埋め立て区画の覆土完了を踏まえ、第2区画の最終覆土整備に着手する。整備工事に6569万2000円、工事支援委託に458万円、覆土材購入に137万3000円を配分。

 同施設の維持管理関係ではポンプや集水ピットの修繕などに760万円、活性炭交換に286万円を設定した。

 ごみ処理施設「クリーンポート・きぬ」(下妻市中居指1100)ではごみ焼却施設などの基幹的設備改良が完了したことから、粗大ごみ処理施設の維持修繕を主に進めていく考え。20年度は工事費1億1330万円を充て、劣化が進行する破砕機などの修繕を実施する。このほか各種コンベア補修に737万円を付けた。

 総合公園「フィットネスパーク・きぬ」(下妻市中居指1126)では膨張タンク、貯湯槽、蒸気ボイラーなどの補修や、ろ過装置のろ材およびポンプの交換に1661万円、冷温水などの自動制御機器更新に1650万円。

 し尿処理施設「城山公苑」(常総市馬場364)では遠心分離機(2台)や循環ポンプの定期修繕などに3165万円を計上している。

 葬斎場「ヘキサホール・きぬ」(下妻市下栗250)では空調設備の吸収式冷温水発生機更新に2314万4000円を投じるほか、台車ブロックや地下タンクなどの火葬炉補修に726万7000円を充当する。

 一般会計の総額は5929万6000円で対前年度比6・8%(431万円)の減。

 特別会計ではクリーンパーク・きぬが同53・8%増の1億5795万1000円となったほか、基幹的設備改良を完了したクリーンポート・きぬが7億9163万1000円で同61・2%減。

 そのほかフィットネスパーク・きぬが2億5152万7000円で同0・2%減、城山公苑が1億7711万1000円で3・5%増、ヘキサホール・きぬが1億1899万7000円で同3・3%増となった。

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