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埼玉県さいたま市

県土整備部が立体交差事業で実施設計着手へ

2020/04/07 埼玉建設新聞

 県土整備部は、東武鉄道伊勢崎線・野田線連続立体交差事業に取り組んでいる。2020年度は高架橋に関する実施設計に着手。施工主体の東武鉄道と近く20年度分の協定を結ぶ。締結後、県が負担金を支出し、同社が業務委託する。さらに、県では用地買収を進める方針。20年度の事業予算額は20億6000万円で、大半を用地買収に充てる。

 実施設計の延長は東武鉄道伊勢崎線の事業区間1・6kmのうち、春日部駅から北春日部駅方面が対象となる。正確な設計延長は今後固める方針。基本設計については東日本総合計画が作業を進めている。

 事業区間は東武伊勢崎線が春日部市南1丁目~粕壁4丁目の延長約1・6km。東武野田線は春日部市粕壁字八木崎~南1丁目の延長約1・9km。鉄道を高架化し、10カ所の踏切を除却する。31年度の事業完了を目指す。県と東武鉄道は1月に施行協定を締結。全体事業費は約650億円としている。内訳は国・春日部市の負担を含んで県が約510億円、東武鉄道は約140億円。

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