記事

事業者
埼玉県鴻巣市

鴻巣市が飼育施設を3分離で発注

2020/04/13 埼玉建設新聞

 鴻巣市はコウノトリ飼育施設の建設に向け、建築・電気設備・機械設備工事を4月下旬~6月に公告する。工期は9カ月程度を予定している。当初予算で工事費2億5950万9000円、工事監理委託費3400万円などを確保。基本・実施設計は桂設計(新宿区、03-3269-6411)が2018年度に担当した。

 新築する施設は1棟。規模はS造平屋、床面積296・83㎡を想定する。諸室は観察室、隔離室、診察室、調理室、事務室などを設ける。耐震安全性の分類については構造体Ⅱ類、建築非構造部材B類、建築設備乙類に分類している。

 建設予定地はコスモスアリーナふきあげ(明用636-1)の敷地約2600㎡。外構は主に平板ブロックを設置。鳥インフルエンザ防止のためにタイヤ消毒スペースを設けるため、一部にアスファルト舗装を施す。環境にも配慮し、部分的に緑化ブロックを敷く。

 コウノトリの里づくり事業は市名の由来とも言われるコウノトリの飼育実現と荒川流域エリアを対象に水辺環境の保全・再生や地域振興・経済活性化を図るもの。現在日本各地の自治体や動物園などで200羽ほどを飼育しており、国においても飼育に向けた取り組みを進めている。

紙媒体での情報収集をご希望の方は
建設新聞を御覧ください。

建設新聞はこちら