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千葉県県土整備部

2四半期に県社会福祉C新築/県県土整備部営繕課発注予定/3件分離で桜が丘特支/山武合庁解体は4四半期

2020/04/16 日刊建設タイムズ

 県県土整備部営繕課は15日、2020年度の発注予定15件を公表した。限度額31億8800万円の債務負担行為を設定した県社会福祉センターは、新築工事、電気設備工事、機械設備工事の3件分離とし、第2四半期に新築、第3四半期に電気設備と機械設備を発注する予定。また県立桜が丘特別支援学校教室棟増築工事については、第2四半期に増築、電気設備、機械設備の3件分離で発注する。このほか、山武合同庁舎解体工事、県立東葛飾特別支援学校校舎外の電気設備工事と機械設備工事などを予定する。

 県社会福祉センターは、社会福祉活動の推進や災害時におけるボランティアの拠点として機能強化するため、耐震性能が不十分な既存の社会福祉センターを、県が主体となって再整備する。

 建設場所は千葉市中央区千葉港4―5地先。敷地面積は2646㎡。建物規模はS造5階建て延べ5399㎡。設計は千都建築設計事務所(千葉市美浜区真砂3―1―2)が担当。事業費は県の当初予算に年度事業費784万5000円を計上するとともに、限度額31億8800万円の債務負担行為を設定している。工期17か月で、22年度の供用開始を目指す。

 県立桜が丘特別支援学校は、児童生徒の増加に伴う教室不足に対応するため、教室棟を増築する。増築規模はRC造平屋建て延べ約1028㎡。生徒57人の増加に対応する。実施設計はアストニッシュ(千葉市中央区登戸1―15―32)が担当。事業費は同じく当初予算に1億3830万円を計上。工期約11か月を見込み、22年度の供用開始を予定。

 また県立東葛飾特別支援学校は、児童生徒の増加に伴う過密状況・教室不足に対応するため、柏特別支援学校の高等部を分離し、新設する。

 施設の建設場所は流山市名都借字宮の下140番1地先で、流山高等学園第二キャンパス内。敷地面積は3万2006・84㎡。建物規模はRC造一部S造3階建てで、教室棟、渡り廊下などを合わせた総延べ面積は5254㎡。3月4日の入札で建築を鎌形・ナリコーVが12億円(消費税抜き)で落札。本年度の第1四半期に電気と機械の各設備工事を発注する。実施設計は鈴木建築設計事務所(松戸市南花島1―5―11)が担当。事業費は当初予算に3億2430万円を計上し、特別支援学校の整備として桜が丘特別支援学校の増築を含めて12億6400万円の債務負担行為を設定している。工期約15か月で22年度の開校を目指す。

 一方、山武合同庁舎は、老朽化及び耐震性不足に対応するため、周辺の東金合同庁舎等と集約のうえ再整備を行う。建て替えは現在地で実施する予定で、近接する東金合同庁舎の敷地内に仮設庁舎を建て、現庁舎から一時的に移転。その間に現在の庁舎を解体し、新庁舎を建設する。このため、本年度で既存庁舎の解体工事を実施する。解体する建物はRC造2階建ての庁舎など8棟で総延べ面積は1907㎡。解体工事費は当初予算に1億9800万円の債務負担行為を設定。第4四半期に工事を発注し、工期7か月を見込み、20~21年度の2か年で実施する。

 このほか、県立松戸南高校教室棟解体工事、県立浦安高校普通教室棟解体工事を第1四半期、公共公園整備(防災・安全)工事(長生の森公園・管理棟建築工)、旧血清研究所照明器具撤去工事、旧農業開発公社機械センター解体工事をそれぞれ第2四半期に発注する予定。

県社会福祉センター完成予想図

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