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山梨県甲州市

内外装の改修計画 甲州市の勝沼健康福祉センター

2020/04/25 山梨建設新聞

 甲州市は勝沼健康福祉センター(勝沼町休息地内)を改修する。老朽化が進む設備を更新するほか内外装をリニューアル。本年度から来年度に掛けて設計・工事を行う。施設には温泉やトレーニングルーム、大広間などがあり地域住民らでにぎわう。市は運営に支障が出るような大きな不具合が出る前に改修し、施設の維持に努めることにしている。

 本年度は温泉をくみ上げるコンプレッサーを交換するほか、防火シャッターの安全装置設置、換気扇の交換を行う。工事費は計1482万円(千円以下切り捨て)を見込む。

 コンプレッサーについては現在使っている製品のメーカーが営業を停止したため、別のメーカーの物に一式交換する。交換工事はハギボーが請け負った。防火シャッターは、既存の設備に新たに安全装置を付ける。換気扇はデイサービス事業所の調理室にあるもので、吸い込みが悪くなったため取り換える。市担当者は「遅くとも6月までに入札がしたい」と話した。

 来年度も引き続き設備の更新を進めるほか内外装を改修する。同施設はRC造2階建て、延べ床面積は1967㎡。築27年で大小4つの浴室にサウナ、トレーニングルーム、大広間などがある。

 予定する改修内容は、耐用年数が過ぎた温泉設備のボイラーの交換やクラックが見られる外壁の改修、トイレの段差解消や現在は木材を使っている間仕切りの交換、カーペットの張り替えなど。年内に設計をまとめ、来年度当初予算案に工事費を計上する見込み。設計は来月以降に発注する予定で設計費は1166万円を見込んでいる。


【写真=改修する勝沼健康福祉センター】

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