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4分離で6月30日開札/いずれも2者JVで施工/(仮称)千葉公園体育館整備/千葉市

2020/04/28 日刊建設タイムズ

 千葉市は27日、(仮称)千葉公園体育館整備工事、同電気設備工事、同給排水設備工事、同空調設備工事の総合評価落札方式一般競争入札(電子入札)について公告した。このうち(仮称)千葉公園体育館整備工事(建築工事)はWTO案件。いずれも、自主結成による2者構成の共同企業体(JV)施工で、予定価格及び調査基準価格は事後公表。開札日はいずれも6月30日、工期は690日間を見込む。同体育館の基本・実施設計はINA新建築研究所(東京都文京区白山3-1-8)が担当。市は本年度当初予算で、総額56億円の継続費(20~22年度)を設定している。

 (仮称)千葉公園体育館整備工事に関しては、JV構成員は同市入札参加資格者名簿において建築一式工事の等級Aに格付けされ、代表構成員は経営事項審査における最新の総合評定値(P)が建築一式1200点以上で、過去15年間に工事が完成し引き渡しの済んだ、RC造またはSRC造、延べ床面積4000㎡以上の建築物の新築または増築工事を元請けとして施工した実績を有すること。その他の構成員は最新の総合評定値(P)が建築一式850点以上で、過去15年間に工事が完成し引き渡しの済んだ、RC造またはSRC造の建築物の新築または増築工事を元請けとして施工した実績を有すること。

 総合評価の型式は「簡易型」で、5月18日に入札参加資格申請を締め切り、同26日に入札参加資格確認結果を通知。6月15日に技術提案書等の提出を締め切るとともに、5月26日から6月15日まで入札を受け付け、6月30日に開札する。

 同電気設備工事に関しては、JV構成員は千葉市内に本店を有し、同市入札参加資格者名簿において電気工事の等級Aに格付けされ、過去15年間に工事が完成し引き渡しの済んだ建築物における電気設備工事を元請けとして施工した実績を有すること。代表構成員は経営事項審査における最新の総合評定値(P)が電気850点以上の者。

 総合評価の型式は「特別簡易型」で、5月20日に入札参加申請を締め切り、同29日に入札参加資格確認結果を通知。6月15日に技術提案書等の提出を締め切るとともに、5月29日から6月15日まで入札を受け付け、6月30日に開札する。

 同給排水設備工事に関しては、JV構成員は千葉市内に本店を有し、同市入札参加資格者名簿において管工事の等級Aに格付けされ、過去15年間に工事が完成し引き渡しの済んだ建築物における給水設備工事または排水設備工事を元請けとして施工した実績を有すること。代表構成員は経営事項審査における最新の総合評定値(P)が管900点以上の者。

 総合評価の型式及び技術提案書等の提出、入札、開札等の日程は電気設備工事と同じ。

 同空調設備工事に関しては、JV構成員は千葉市内に本店を有し、同市入札参加資格者名簿において管工事の等級Aに格付けされ、過去15年間に工事が完成し引き渡しの済んだ建築物における空調設備工事を元請として施工した実績を有すること。代表構成員は経営事項審査における最新の総合評定値(P)が管900点以上の者。

 総合評価の型式及び技術提案書等の提出、入札、開札等の日程は電気設備工事と同じ。

 (仮称)千葉公園体育館は、中央区弁天4-463-1の一部他(敷地面積1万7087・60㎡)に、RC一部S造地下1階地上3階建て、建築面積5075・69㎡、延べ床面積8194・88㎡(地下1階2287・16㎡、1階14・94㎡、2階4226・68㎡、3階1666・10㎡)、観客席数1052席(車いす用8席含む)、駐車台数300台(車いす用10台含む)、駐輪台数55台、全館空調(アリーナは床輻射式)、エレベーター1基(17人乗り)で計画している。

 メインアリーナ(44m×36m)はバスケットボール及びバレーボールコートで各2面、バドミントンコートで10面、ハンドボール及びフットサルコートで各1面、卓球で12面(非公式30台)の利用が可能。

 一方、サブアリーナ(36m×20・5m)はバスケットボール及びバレーボールコートで各1面、バドミントンコートで4面、卓球で6面(非公式20台)の利用が可能。

 ほかに武道場や弓道・アーチェリー場、防災関連のマンホールトイレ5基、井戸設備(中水利用)、蛇口受水槽(15立方メートル)、非常用発電設備等も備える計画。

 本体工事は20年10月から22年9月まで、外構工事は22年7月から同12月までを予定しており、23年3月に供用開始予定。

 隣接地では今年12月の竣工を目指して、日本写真判定による(仮称)千葉公園ドーム(屋内競輪場)の建設が、清水建設の施工で進められている。

新体育館完成イメージ

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