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栃木県鹿沼市

鹿沼市、北犬飼コミセン移転新築、本体工事8月頃着工

2020/04/29 日本工業経済新聞(栃木版)

 鹿沼市は、北犬飼コミュニティセンターの移転新築工事を6月までに発注する。建設地は市職業訓練センター(上石川)南側市有地を予定。今年度は本体工事や排水設備の一部、電気設備、機械設備の工事を8月頃に着工し、年度内に完了させる。2021年度は駐車場整備や残る排水設備工事を順次実施する。21年12月までの供用開始を目指す。

 施設は木造平屋建て延べ約1000平方m。事務室や会議室、和室、調理室、多目的室などを配置する。全体の敷地面積は約4000平方m。駐車場(30台分)は職業訓練センター共用として北犬飼体育館跡地に整備される。

 今年度当初予算には、本体工事等に4億6407万円を計上。事後審査型条件付き一般競争を適用する。実施設計は山崎企画設計(宇都宮市)、外構工事設計は安田測量(鹿沼市)が担当した。

 当初は現地改築を予定。近隣に集中豪雨時の冠水対策に調整池を整備したため、駐車場が不足。地域住民の要望もあり、多くの駐車台数確保が可能な市有地を改めて選定した。

 既存のコミセン(さつき町15)はRC造2階建て延べ約1300平方m。築45年以上が経過。2階に80人収容の集会室、第1和室30畳、第2和室12畳、研修室があり、1階の調理室とともに地域住民に開放されている。

 北犬飼地区南部の7町(8自治会、約人口9500人)を管轄。経済活動が活発で窓口業務取り扱い件数は14コミセンの中でもトップクラス。地域のボランティア活動や文化活動の拠点となっている。

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