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国土交通省信濃川河川事務所

第二床固が本格着工で鋼殻ケーソンを据付け

2020/05/13 新潟建設新聞

 大河津分水路改修事業の第二床固改築工事で、5日に鋼殻ケーソンが施工位置に搬入され、本格的な工事が始まった。

 河口の泊地から起重機船等により約250m曳航され、野積橋付近から残り200mは、起重機船を切り離し、アンカー設置によるウインチで引き込み据え付け位置まで運ばれた。今後はコンクリートを流し込むなど埋設作業に入る。

 今回設置された鋼殻ケーソンは幅15・1m、長さ28・1m、高さ11・5m、総重量450t。昨年11月に九州から輸送されている。

 本格着工を迎えた第二床固改築第1期工事では、川側に同様のケーソン9函を設置。工事は鹿島建設・五洋建設・福田組JVが担当しており、工期は2022年度末までを予定する。

 山地部掘削、野積橋の架け替えを含め大河津分水路の改修事業は2032年度の完了を目指しており、総事業費には約1200万円を想定する。


【写真=曳航される鋼殻ケーソン】

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