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事業者茨城県小美玉市
見出し茨城空港周辺まちづくり構想/「そ・ら・ら」拡張、参道も/自衛隊広報交流施設を建設/来年度から計画  
掲載 2020年5月14日日本工業経済新聞(茨城版)  
本文

 小美玉市は、茨城空港周辺の活性化に向けたまちづくり構想をまとめた。「空のえき そ・ら・ら」では敷地を拡張して旅客機の展示などを行い、空港導入エリアとしての機能を強化。さらに、空港までの延長約800mの歩道を「そらら参道」として歩行者と自動運転車が共存できる街並みを形成し、プロムナード(遊歩道)化する。参道の南側に位置する北山池は、地域固有の自然環境を保持した癒しの親水空間「エコトープ」に再生。空港・基地付近には自衛隊の広報・交流館、展望デッキ、サバイバルゲームフィールド、ドッグランなどを含む「Jフロント」を整備する。本年度は実現に向け構想の内容を検証し、来年度から基本計画に着手する。整備開始は2023年以降を見込む。

 「空のえき そ・ら・ら」は14年7月に開業した地域拠点再生施設。構想によると、茨城空港アクセス道路から視認しやすい北東側に、航空自衛隊が保有する最終号機となる旅客機「YS―11」を展示し、鑑賞するためのオープンカフェを新設する。
 また、敷地を拡張し、直売所で購入した食材を調理できるバーベキュー広場と体験型のチーズ工房を整備する。
 そのほか、つくば霞ケ浦りんりんロードのレンタサイクルに加え、カフェや更衣室、休憩所などを充実させる。
 敷地周辺では、アクセス道路に並行して空港~そらら間を自動運転車などの次世代の乗り物が往来する道路を整備し、未来型市街地として国内外に発信する。
 現施設の周辺は民地であるため、拡張に当たっては用地買収の必要がある。
 現況は空の駅棟(S造平屋、1876・32㎡)、乳製品加工棟(S造平屋、961・74㎡)の2棟で構成。いずれも常総開発工業㈱(神栖市)が施工、㈱佐藤総合計画(東京都墨田区)が設計を担当した。
 そらら参道は、空港ターミナルビルからそららまでの南側の歩行者空間を、街路樹や街頭・ベンチ・案内板、舗石などで遊歩道として再整備する。
 沿道にはカフェや足湯などを配置し、空き家となった古民家を移築・再利用することで街道をイメージした街並みを演出。
 北山池では、生態系に配慮した護岸や水生生物の観察・散策のための橋、ハンモック・ウッドデッキなどのレジャー機能を整備し、航空機利用者や地元住民が休憩できる滞在型の親水公園を目指す。
 同池は現在、四阿や遊歩道を備える北山池緑地広場として管理されている。公園としての面積は1000㎡。貯水量は4万800立方m、貯水面積は3万50㎡で、堤高3・5m、堤長100m。護岸は土堰堤およびコンクリート。
 「Jフロント」は、陸海空自衛隊の広報・交流機能を中核に据え、最新のVR(仮想現実)・AR(拡張現実)・MR(複合現実)の技術を駆使した体験型施設とする。主な内容としては、県・市にゆかりのある自衛隊の活動を保存するギャラリーやミュージアム、戦闘機を見学できる屋上展望デッキ、多目的ホール、ミリタリーショップなど。
 広報・交流施設の周辺にはドローン練習所、サバゲーフィールド、アスレチック広場、ドッグランなどを計画している。
 整備予定地については、空港周辺に広大な市有地がないため、現段階では未定としている。
 Jフロントとは、「JAPAN」と「自衛隊(JIEITAI)」の”J”を取ったもので、仮の名称としている。
 事業主体に関しては、Jフロントは国・県主体の整備の働きかけや、コンセッション方式のPFI事業など民間事業者による整備も視野に入れた誘致を目指す。
 そららの拡張・そらら参道・北山池エコトープは市主体の整備を想定している。各施設の運営については指定管理者なども含め検討するという。
 今後は、市議会の茨城空港周辺地域振興対策特別委員会の中で構想実現に向けた内容の検証を進めていく。21年度に基本計画、22年度に実施設計をまとめ、23年度以降に整備着手を予定。
 基本構想の策定は㈱ANA総合研究所(東京都)が担当した。

【図=整備候補地 位置図、「そらら」拡張イメージ図】

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