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事業者栃木県県土整備部
見出し県県土整備部、巴波川地下捷水路が有力、田川は掘削と2調節池  
掲載 2020年5月14日日本工業経済新聞(栃木版)  
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 県県土整備部は、昨年10月の台風19号で被害が発生した1級河川田川(宇都宮市)、巴波川(栃木市)の浸水対策の検討状況を示した。田川は河道掘削と上流、下流にそれぞれ10~15haの調節池を設置する案、巴波川は延長約2400mの地下捷水路を東側の県道に整備する案が有力。対策については宇都宮市や栃木市などとそれぞれ検討会を設置して協議を進めている。今後早期に整備方針を決定し、来年度の事業着手を目指して河川整備計画の変更など必要な協議を国と進めていく。
 田川で浸水被害が発生したのは釜川放水路から下流の区間。現況計画流量は600立方m。検討中の新たな整備方針案は山田川合流点付近から下流の給分堰(川田町)付近までを対策区間として河道を掘削。
 改修方針では5年間の短期対策として690立方m/秒の流量に対応できる河川改修を実施。宇都宮市が行う河川や下水道整備などの流域対策と併せて台風19号と同規模の洪水に対して床上浸水が解消できる改修に取り組む。短期対策の概算事業費は約60億円を想定している。
 浸水被害が発生した中心部区間の河道の計画流量は640立方m/秒に設定。掘削は橋の架け替えを行わない範囲での実施を検討中。区間の上流端付近の調節池は50立方m/秒、下流端の調節池は40立方m/秒をカット。調節池の規模は2カ所とも10~15haを想定している。
 田川ではさらに中期対策として、ほかの河川とのバランスを考慮して750立方m/秒対応の改修を検討。中期対策では概算事業費に約130億円を試算している。検討方針案などは4月17日に開かれた宇都宮市との検討会で了承された。
 巴波川は主要地方道栃木粕尾線付近からJR両毛線北側までが対策の検討区間。沿川に伝統的な建物群が存在している。整備方針の検討にあたっては①河道拡幅(2650m)②調節池(75万5000立方m)③捷水路(2430m)④永野川への放水路(約3800m)-4案を比較。用地取得の優位性や景観、効果の早期発現に優れた捷水路の整備が有力な案とした。
 捷水路は栃木粕尾線から宇都宮栃木亀和田線(日光例幣使海道)などの地下に築造。費用は142億円(建設費139億円、用地補償費3億円)を試算した。類似の施設は宇都宮市が宇都宮駅東地区の奈坪川でトンネル河川を整備している。
 鉄道橋から上流の区間の現況流量は50立方m/秒。地下捷水路も50立方m/秒とし合計100立方mの流量を確保する考え。鉄道橋から下流は135立方m/秒の計画流量で整備されている。
 2月に国土交通省と栃木市を交えた検討会で整備方針案などを確認した。整備方針が決定した後は捷水路の構造や施工計画案などの確認を進めていく予定。

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