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茨城県日立市

3分離発注へ準備/中里地区小中一貫校建設工

2020/05/23 日本工業経済新聞(茨城版)

 日立市学校施設課は、中里中学校(東河内町1953)を改築し、中里小学校との併設型小中一貫校を建設する。併設型小中一貫校の整備は市で初めて。工事発注は6月中旬を予定し、9月議会で請負契約の承認を求める。建築・機械・電気の発注は3分離で進めていく。事業費は2020~22年の3カ年継続費11億514万9000円を設定した。


 校舎の規模はW・RC造の混構造2階建て、延べ2841㎡(W造2435㎡、RC造406㎡)を想定する。校舎と体育館をつなぐ屋外の渡り廊下(L34・2m)の設置工事も行う。

 工期は16カ月を見込む。

 機械・電気設備工事はそれぞれ別に発注を行い、時期は7月中~下旬を予定する。

 中里中学校は建築から約50年が経過しており、耐震基準を満たしていない。校舎の改築を行うことで老朽対策および耐震化を図る。

 地質調査は㈱環境技研コンサルタント(千葉県)、測量調査は高橋測量設計事務所(日立市)に委託した。

 継続費の内訳は、20年度4億1530万9000円、21年度6億4772万9000円、22年度4211万1000円を設定した。

 グラウンド、駐車場などの外構工事は21年度以降に進めていく計画。22年2月の供用開始に向けて進めていく。

中里小・中学校の完成予想図

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