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整備工事を加速 山梨市・小原東東後屋敷線の工費追加へ

2020/06/05 山梨建設新聞

 山梨市は6月補正予算案に市道小原東東後屋敷線の整備費1850万円を盛った。当初の見込み以上に国からの補助金が付いたため増額補正する。これにより本年度予定する2工事の工程や量を増やす見通しで、早期供用に向け工事を加速させる。

 現場では現在、山梨技建と藤プラント建設により、「道路改良その4・その5工事」が進行中。合わせて延長411mの区間を整備しており、工期は7月まで。市はその終わりに合わせて続く2工事を発注する予定で、準備する。建設課担当者は今回の増額により「想定以上に工程を進めることができる」と、予算の増額を喜んだ。ただ一方で、まだ未取得の用地があるため、早期取得に向け引き続き地権者との交渉に取り組む考えを示した。

 同線は山梨、甲州両市内を東西に結ぶ道路。JR東山梨駅付近と日下部警察署・塩山分庁舎付近を結ぶ計画。山梨市側は先行して着工し、現在第2期工区の整備中。市の担当者は「この区間(山梨市施工分)が完成するだけでも、勝沼方面へのアクセスがしやすくなる」と、事業効果に期待を寄せる。同線完成後は、県主体で同駅付近に跨線橋を整備するなどの計画もある。



【写真=整備中の小原東東後屋敷線】

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