古河市は今月中に造成工事が完了する仁連工業団地(仁連地先)の進出企業について、日本運搬社㈱(東京都千代田区)、㈱ストレッチ(同文京区)、シーエスジャパン㈱(千葉県市原市)、㈱大橋地所(古河市)、大橋一代の5者が内定したと公表した。各企業とも本年度内に契約締結や各種手続きを済ませ、2022年度中の操業を目指し準備を進める方針だ。
同工業団地は埼玉県越谷市から栃木県宇都宮市までの区間を結ぶ新4号国道や首都圏中央連絡自動車道境古河インターチェンジからのアクセスも良い場所に位置し、開発面積は計12万2952・41㎡におよぶ。これを9街区に分け分譲する予定で、今回内定した5者のほか、審査中も2者あるなど好調な引き合い状況となっている。
売却が内定したのは第1街区①の敷地面積8300㎡が㈱日本運搬社。同②の8000㎡が㈱ストレッチ、第2街区の2万8085・56㎡がシーエスジャパン㈱。第7街区の1万3247・39㎡は㈱大橋地所、第8街区の2439・7㎡と第9街区の885・59㎡は大橋一代氏。
このうち第7~9街区の用地は青伸産業運輸㈱(東京都青梅市)が使用する。
残る第3と4街区は審査中、第5と6街区は本年度内に募集および契約する見通しだ。先行開発用地は千代田運輸㈱(東京都西多摩郡瑞穂町)がチヨダロジスティクスセンター古河を建設した。
9日から開会した6月定例議会に古河市仁連地区産業用地開発事業用地、総面積12万2952・41㎡を25億2666万6000円で売却する議案を上程している。
【図=仁連工業団地の街区図】