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日本風力エネルギー柏崎・出雲崎で大規模風力発電

2020/07/18 新潟建設新聞

 日本風力エネルギー(亀岡信行取締役会長、東京都)は柏崎市と出雲崎の海側の山間部に大規模な風力発電施設を計画している。17日に(仮称)西山風力発電事業に係る計画段階環境配慮書を公表した。風車は最大で18基、総出力は9万5400kWで、実現すれば県内最大規模の風力発電施設となる。柏崎市西山町を中心に南は同市大湊~北は出雲崎町勝見の海側の丘陵地帯を想定している。着工時期は未定としながらも2026年度の運転開始を目指す。

 施設は3枚翼のプロペラ型風力発電機を想定し、詳細な仕様については、今後の調査等を踏まえて検討する。変電所の配置や送電ルートおよび敷設方法は現在検討中で、系統連結地点は東北電力の特別高圧の系統に連結する。

 建設工事期間は23カ月を想定。うち、アクセス道路の整備やヤード造成などの期間は着工後1~19カ月。輸送を含む風力発電機据付工事期間は着工後13カ月~23カ月。送電線や計装工事など電気工事は着工後4カ月~23カ月を予定する。

 同区域周辺では日立サステナブルエナジーが計画する(仮称)長岡風力発電事業(最大出力4万6200kW)が環境影響調査評価手続き中。

 日本風力エネルギーはアジア太平洋地域で再生可能エネルギー発電事業を展開するヴィーナ・エナジー(シンガポール)の日本法人。

【設置想定区域】

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