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群馬県みどり市

みどり市が温泉施設整備事業のPFI導入可能性調査に着手

2020/07/18 群馬建設新聞

みどり市は温泉施設かたくりの湯(笠懸町鹿250)の移転新築について2020年度、基本計画策定を目指す。4月にまとめた基本構想には源泉地周辺への移転やPFI事業の導入調査を行うなどの方針を示しており、基本計画の策定と並行してPFIの導入可能性調査を進める。調査結果を基に21年度は整備手法を詰める考え。

基本構想は施設の約900m北側にある源泉地周辺への施設整備や施設整備に伴う課題などをまとめた。検討事項として建設予定地周辺の道路整備や排水、再生可能エネルギーの導入などが挙がっている。

PFI事業の導入は、初期投資と運営などでのコストダウンと収益性の向上が目的。導入可能性調査で、基本構想を基に必要な機能を検討するほか、概略の施設規模と機能の配置イメージ、概算事業費などをまとめる。PFIの導入パターンや事業期間、事業費などを検討し、従来方式と比べてどの程度事業費を縮減できるかなど判断する。

移転新築は築40年以上が経過し、各所が老朽化。不具合箇所の補修を続けており、今後も維持管理費の増大が見込まれることから計画。既存施設はW造平屋、床面積423・5㎡。浴室や脱衣所のほか、休憩室として20畳の和洋室1室、30畳の和室1室がある。

なお、PFI導入可能性調査の受託事業者選定について、公募型プロポーザルを開始した。

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