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事業者群馬県企業局発電課
見出し四万発電所のリニューアル工事を年度末ごろ  
掲載 2020年7月23日群馬建設新聞  
本文

県企業局発電課は四万発電所(中之条町)のリニューアル事業で、取水堰の老朽化対応工事と水車発電機の更新工事を年度末ごろに条件付き一般競争入札で公告する方針を固めた。工種は取水堰が土木一式かとび・土工で検討中。水車発電機は電気を見込んでいる。2021年度に入ると水圧鉄管とゲートの更新工事を発注する予定。残る導水路の更新や沈砂池、水槽の改修についても最短で21年度内の着手となる。工期はいずれも24年度までで、同年10月の運転再開を目指す。
現在は、電力の固定価格買取制度(FIT法)の適用へ手続きを進めているところ。工事発注は手続き完了後となるため、年度末ごろとされる公告時期の確定は、これからとなる。初弾工の2工事は参加条件を詰めている段階。特殊な工事でもあり、同種・類似の施工実績は必要となりそう。
取水堰は四万川に整備された四万取水堰が対象。直線重力式のコンクリートダムで、老朽化により堤体のひび割れや劣化が発生している。工事は劣化部分で削り出しとコンクリートの打ち直しを実施する。
水車発電機は最大出力4970kWの縦軸フランシス水車に更新する。既存建屋はそのままで、発電機のみを対象とする。工事は既存発電機の撤去を含め、新発電機の制作・据え付けまで一連の作業を一括して発注する。
水圧鉄管の更新は202mを予定。口径は1000~1500㎜。発注は21年度となり、鉄管の制作から据え付けまでをまとめて発注する。
ゲート更新は3門が対象。現在は鉄製となっており、ステンレス製へ転換する。21年度の発注予定。
取水堰、発電機、鉄管、ゲートについては、当初予算で債務負担行為を設定した。導水路や沈砂池、水槽の改修は他の工事の状況などを踏まえて発注時期を判断する。
導水路の改修は1500m区間で予定。主要部分の断面は幅1・8m×高さ2・2m。老朽化対応のため、巻き立て補修を中心に実施する。
沈砂池は既存の除塵機を撤去するほか、落ち葉除けの網掛けを施す。水槽はゲートと除塵機を更新する。
リニューアル工事全体の設計は、北電技術コンサルタント(富山県富山市)が担当した。
事業費は当初予算に1億1605万円を確保。21~24年度の債務負担行為として◇取水口堰堤改修外工事=1億9624万円◇水車発電機外電気機械設備更新外工事=29億2765万円◇水圧鉄管外更新外工事=14億5860万円◇洪水吐ゲート外更新外工事=5億8300万円―を限度額に設定している。

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