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県職員「建設女性の会」発足/働きやすい環境、官民一体で推進

2020/07/31 長野建設新聞

 県の建設関係業務に携わる女性職員の有志で構成する「長野県職員 建設女性の会」が20日発足した。建設産業における女性活躍の環境整備に向けて交流・連携するとともに、業界の魅力など情報を発信していく。初代会長には会計局契約・検査課の市岡恵利子課長を選出した。

 県庁講堂で開かれた設立総会には、会員のほか建設部の田中衛建設技監や県建設業協会女性部会の倉科里枝部会長も出席。

 市岡会長は「建設産業は県民生活の基盤を支え、なくてはならない重要な産業。しかし、県の建設産業界は担い手不足で厳しい状況にある。まずは若い人が魅力を感じ、女性が活躍できる職場環境へと改善する必要がある。官民が一体となって建設産業の素晴らしさを発信していきたい」と抱負を述べた。

 田中建設技監は「建設業界の担い手不足は大きな問題になっている。まずは女性が働きやすい環境に改善することが重要。皆さま方の力で、ぜひ建設業界の未来を明るくしてほしい」とエール。県建協女性部会の倉科部会長は「建設業界では女性の活躍が期待されている。皆さま方と女性が楽しく働きやすい環境に改善し、明るい建設業界にしていきたい」と、官民一体となった取り組みに意欲をみせた。

 設立時点の会員数は41人。副会長は都市・まちづくり課の高倉明子課長と農地整備課の名取静香係長が務める。

 活動計画では県建協女性部会と連携した現場研修会や意見交換会の開催、ホームページの開設とこれによるPR活動などを盛り込んだ。

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