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群馬県藤岡市

藤岡市は烏川大橋の耐震補強などに向け近く関係市町と協定締結へ

2020/07/31 群馬建設新聞

藤岡市は、市道107号線の烏川大橋で計画している耐震補強工事に向け、近く高崎市、玉村町と整備負担に関する協定を締結する方針を示した。2021年度以降に工事着手する。同橋では藤岡市単独で長寿命化工事も計画しており、耐震補強と同じく21年度以降工事着手する。

烏川を跨ぐ同橋は1979年度に完成。橋長411・3m、全幅8m(車道5・7m、片側歩道2m)の2径間・3径間連続箱桁橋。下部工にはニューマチックケーソン基礎の柱式橋脚が4基設置されている。起点は立石新田地内、終点部については玉村町八幡原地内となる。建設に当たっては藤岡市、高崎市、玉村町、旧新町(現・高崎市)の4市町が費用を負担した。

市はこれまでに高崎、玉村と協議を行い、設計成果物や概算工事費などを提示。耐震補強は橋脚4基のRC巻き立てや縁端の拡幅、横変位高速構造の設置、桁と橋台をケーブルで連結することによる落橋防止対策などを計画している。

一方、長寿命化工事は3カ所の伸縮装置交換や支承補修、部分的な塗装の塗り替えなどを予定している。

2010年度に冨永調査事務所(高崎市)が点検を行い、長寿命化工事に向けた設計を森エンジニアリング(桐生市)が14年度に実施。耐震補強設計は大日本コンサルタント(東京都豊島区)が18年度に手掛けた。

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