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群馬県上野村

上野村が地域マイクログリッド事業の展開を予定

2020/08/08 群馬建設新聞

上野村は、県および電力インフラ設備の製造などを手掛ける東光高岳(東京都江東区、武部俊郎代表取締役社長)と共同して県内初の地域マイクログリッド構築事業を開始することを明らかにした。年度内にマスタープランをまとめ、事業内容やスケジュールなどを決定。2021年度以降に具体化する。

地域マイクログリッドは再生可能エネルギーなどを活用し、災害時など停電が発生した際にも自立して電力を確保するエネルギーシステム。上野村の庁舎や総合福祉センター、小学校など重要施設が集まる南北0・9㎞×東西3・2㎞の区域でマイクログリッドの構築を目指す。

マスタープランは経済産業省の「地域の系統線を活用したエネルギー面的利用事業費補助金」に採択されており、東光高岳が主体となって作成を進める。バイオマスや太陽光、小水力といった発電設備の整備計画などを検討する。作成後も同様の補助を活用して施設整備などを進める考え。県は、上野村へ助言などを行うとともに、県内各地への波及を狙う。

7日に黒澤八郎村長と宇留賀敬一副知事、武部社長、事業に協力する東京電力パワーグリッドの岡本浩取締役副社長の4者で行った記者会見で発表。合わせて上野村も「5つのゼロ宣言」を行い、県とともに災害時の停電ゼロなど5つの目標達成を目指す。

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