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群馬県長野原町

長野原町は浅間園で動き

2020/09/17 群馬建設新聞



長野原町は、町営浅間園をトレッキングなどアウトドアレジャーを中心とした施設へリニューアルする。中核施設の浅間火山博物館が利用者減少などから年度内に閉館するため、展示品の移設へ周辺の浅間牧場、浅間記念館を改修。記念館はビジターセンターと位置付ける。10月ごろから順次指名通知する。さらにシェルターなどを備えた浅間山登山道を整備しようと嬬恋村と本格的な検討に入る。

浅間園(鎌原1053-26)は浅間山の北麓に位置しており、浅間火山博物館をはじめ火山の歴史や自然を満喫できる施設。

改修は浅間火山博物館で展示されていた模型などを浅間記念館(二輪車展示館)に移設するもの。展示台設置やレイアウト変更などの改修工事を行う。

浅間記念館で展示していた二輪車は、浅間牧場の観光施設に移す計画。同じく展示台などの設置をはじめ、全体的な改修を実施する。

また、オートキャンプ場の受水槽も既存の受水槽から50人槽に変更する計画。既存の受水槽撤去は今回の工事発注では行わない。

これらの工事費は9月補正予算で2149万4000円を計上している。

浅間火山博物館はS造2階建て、延べ床面積約4400㎡、1993年に建てられた。浅間山の歴史などの映像や生息動物の剥製を展示。レストランや売店などを備えている。しかし20年度は新型コロナウイルス感染症の影響で休館しており、来場者も年々、減少。電気代などで年間、最大約3000万円の維持費がかかるため閉館を決めた。解体する場合も1億円以上の工事費が想定され、新たな活用案も含めてこれから検討する。

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